産後にシミができやすくなるのはどうして?対策方法は?
公開日:2019/12/18 / 最終更新日:2024/03/13
妊娠中、出産後はお肌のトラブルも多く、お悩みも多いことでしょう。
中でも「出産後にシミができやすくなったような…」「シミが全然薄くならない!」とお肌のシミに悩む女性は少なくありません。
なぜ出産するとシミができやすくなるのか、その対策方法は何かをご紹介します。
なぜ産後にシミができやすくなるのか
産後にシミができやすくなる原因の一つには女性ホルモンの活性化が影響しているといわれています。妊娠するとプロゲステロンという黄体ホルモンの分泌が増え、表皮基底層のメラニン生成細胞を刺激するため、シミを引き起こすメラニンという色素が増えてしまい、肌にシミができやすくなるのです。
また、別の要因としてホルモンバランスの乱れも挙げられます。
妊娠、出産の時期はホルモンバランスが乱れやすいため、過剰に皮脂が分泌されたり、肌荒れしやすい状態になりがちです。肌が炎症を起こした後、炎症跡が黒ずんでシミになることもあります。
産後のシミ、種類別対策方法
産後のシミはホルモンバランスが整えば、自然と薄くなる場合が多いので、休息をしっかりとって、あまり気にしすぎずに過ごしましょう。ただし、積極的なケアが必要なシミもありますので、シミの種類に応じて対策しましょう。
■老人性色素斑
シミの中では最も多い種類で、蓄積された紫外線が原因となってでてきます。
「ハイドロキノン」や「ビタミンC誘導体」などの有効成分を配合したスキンケア商品を選ぶといいですね。できてしまったシミを消すのはなかなか大変なので、日常的に日焼け止めクリームや日傘を活用してUVカットケアを万全にするのが重要です。
■ソバカス
ソバカス「雀卵斑(じゃくらんはん)」とも言われる小さなシミで、主な原因は遺伝であるといわれています。大きなストレスがかかると目立ちやすくなることがありますので、リラックスした時間をとれるように生活を工夫し、できてしまったソバカスは上手にメイクでカバーしましょう。
■肝斑
肝斑にはトラネキサム酸内服薬が有効といわれていますが、授乳中に飲んでいいものかとどうか、きちんと医師に確認しましょう。美白剤の外用とビタミンC,ビタミンEの内服でも十分効果が期待できる場合もあります。
シミの対策方法はシミの種類によって違います。間違えた対処をすると余計にシミがひどくなることもありますので、正確な症状が知りたい方や症状が深刻な方は美容皮膚科など専門医の診断を受けるのがオススメです。