肝斑はレーザー治療で悪化する?本当に適した治療法とは
公開日:2019/07/20 / 最終更新日:2019/07/20
肝斑は女性に多いシミで、ホルモンバランスが変化する30代後半から現れやすくなります。肝斑はセルフケアでの改善が難しいため美容皮膚科での治療がオススメですが、シミに用いられる一般的なレーザー治療は禁忌とされています。その理由を肝斑に適した治療法と一緒に見ていきましょう。
肝斑はレーザー治療で悪化する?
シミの改善にはレーザー治療が有効ですが、肝斑の場合は注意が必要です。そもそも肝斑は、ホルモンバランスの崩れなどによって炎症が起き、メラニンが過剰に作られることで発生するシミです。そこへレーザーを照射するとさらに炎症が起こり、肝斑が悪化する恐れがあります。このことから肝斑にレーザー治療は禁忌とされてきました。
肝斑の治療にはトラネキサム酸配合の内服薬が使われるケースが多くなっています。トラネキサム酸はアミノ酸の一種で抗炎症作用があることから、肝斑の抑制につながると考えられています。
トラネキサム酸の効果は、内服を始めてから4~5週間で現れ始めます。改善までの期間には個人差がありますが、本格的な治療には2ヶ月程度の継続服用が必要です。症状によっては、ハイドロキノン配合の外用薬を併用することもあります。
トラネキサム酸は、じんましんの治療にも用いられる成分ですから、安全性は確立されています。ただし、内服薬で効果が見られない場合は、他の治療を検討した方がいいでしょう。
肝斑に有効な最新のレーザー治療機器も
レーザー治療は肝斑には禁忌とされてきましたが、最近では肝斑にも有効なレーザー機器が登場しています。それが「MedLite(メドライト)C6」を採用したQスイッチヤグレーザーです。
メドライトC6は。レーザーがフラットに照射されるトップハット型で、シミの改善に適切なレーザーをムラなく均一に照射できます。さらにレーザートーニングという照射モードであれば、炎症を起こす強いレーザーが照射されません。肝斑を悪化させることなく、改善に導く仕組みになっています。
さらにレーザートーニングは、開いた毛穴やくすみにも効果を発揮し、産毛の除毛作用もあります。キメの細かいツルツルの肌を作り出しますから、肌の若返りを求める方にもオススメです。
肝斑の発生には複雑な原因が絡んでいるため、改善までには時間を要することもあります。セルフケアや内服薬での改善が見られない場合は、肝斑の治療に適したレーザーで、透明感のある肌を取り戻しましょう。