治すのが難しい?「ケロイド状のニキビ跡」ができる原因と改善方法
公開日:2018/03/15 / 最終更新日:2018/03/15
ニキビ跡にはシミのように色素沈着してしまうものや、クレーター状に凹んでしまうものなど様々な種類があります。その中でもとくに厄介だといわれているのが、ケロイド状に盛り上がったニキビ跡です。ニキビ跡がケロイド状になる原因は何なのか、そして改善方法はあるのかなど、まとめて解説します。
ニキビ跡がケロイド状になる原因とは?
そもそもケロイドとは、皮膚組織が異常に増殖してしまったものです。
見た目はぶっくりと盛り上がっていて、正常な肌との境目がハッキリしています。膨らんでいるので、メイクでも隠しにくいことが、ケロイドの最大の難点といえるでしょう。そして、このようなケロイド状のニキビ跡ができるのは、ニキビの炎症が重症化したことが原因です。
同じ場所に何度も炎症ニキビができるとその部分の損壊を補うためにコラーゲンが大量に作られます。この量が多過ぎるとコラーゲンが塊になり、ケロイド状に膨らんでしまうのです。
なお、ケロイド状のニキビ跡ができやすいのは、頬から顎にかけてのフェイスラインや首、デコルテ、肩、二の腕など。このことからもわかるように目立つ部分にこそケロイド状のニキビ跡ができやすく、女性にとっては大きなコンプレックスになってしまいます。
また、免疫反応が活発になる思春期くらいにケロイド状のニキビ跡ができやすいともいわれています。
ケロイド状になったニキビ跡の改善方法はある?
ケロイド状になったニキビ跡は、セルフケアでの改善は困難です。間違ったケアをすれば、さらに状況が悪化してしまう恐れもあります。ニキビ跡がケロイド状になってしまった場合は、早めに美容皮膚科などの専門医に相談しましょう。
ケロイドの治療方法は様々な症状によっても異なりますが、美容皮膚科ではレーザー治療で改善を目指すのが一般的です。
ケロイドにレーザーを当てることで、患部を小さくしたり赤みを取り除くことができ、肌の再生能力に働きかけることもできるのです。治療に使用するレーザー機器の種類も様々なので、まずは専門医の診断を受けましょう。
また、レーザー治療の他にもケミカルピーリングや切除手術が行われるケースもあります。肌質や体質によって適した治療法が異なるので、事前にしっかりとカウンセリングを受けることが大切です。
以上ケロイド状のニキビ跡ができる原因や改善方法をご紹介しました。
ケロイド状のニキビ跡は一度できると改善が困難です。普段からニキビの炎症を重症化させないスキンケアや体調管理を心掛けて、コロイドの発生を防ぐようにしましょう。