ズボンを履く際や椅子に座った際など、ふとした瞬間に太ももに痛みを感じて確認していみるとニキビができていた…という経験がある方は多いのではないでしょうか？
気がつきにくい位置にできる太ももニキビは、痛みや痒みを感じてようやくその発生に気づくということも少なくありません。
一体なぜ太ももにニキビができてしまうのでしょうか。気になるその原因と改善のためのケアをご紹介いたします。

太ももニキビの原因は？

太ももニキビができてしまう主な原因は、衣類まで覆われていることによるムレや毛穴の詰まりです。汗をかいても拭き取ることが難しい太ももは、蒸れやすく、菌が繁殖しやすい環境が整っています。さらに意外にも太ももは皮膚が厚く、皮脂の分泌が多いパーツ。そのため毛穴が詰まりやすくなっています。この2つの要素が合わさることで、太ももニキビが発生してしまうのです。

太ももニキビの対策方法

太ももニキビに対策するためには、太ももの毛穴の詰まりを防ぎ、清潔に保ってあげることが大切です。なるべく太ももの肌に負担をかけないよう、日常生活では以下の4つのポイントに注意しましょう。

・体を洗う際は、肌にダメージを与えないよう優しく洗う
・ボディソープやシャンプー、リンスなどの洗い残しがないように意識する
・タイツやストッキングは、圧迫感が強すぎず、通気性のよいものを
・ムダ毛処理の前後にはしっかりと保湿する

また、食事で肌のターンオーバーをサポートし、太ももの肌を健康な状態へと導いてあげることも重要なポイントとなります。ビタミン類を豊富に含んだ栄養バランスの良い食事と質の良い睡眠で体の内側から太ももニキビに対抗していきましょう。

ただし、ニキビの数があまりにも多かったり、赤くぶつぶつとした炎症が起こったりしている場合は、「毛嚢炎（もうのうえん）」と呼ばれる病気の可能性も。毛嚢炎は、ムダ毛処理の際、肌に傷がついてしまうことで起こります。傷ついた毛穴から、”ぶどう球菌”が侵入してしまうのです。
ほとんどの場合は自然と治りますが、念の為カミソリなどの処理道具を見直し、肌に湿気が残らないようしっかりとケアしてあげましょう。

気になる太ももニキビは、「気づいた時には悪化していた！」なんてことも多いもの。肌を露出するファッションの夏に太ももニキビができていれば、どうしても気になってしまいます。美しい脚で夏のファッションを着こなせるよう太ももニキビを防いでいきましょう。