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「この冬、シワが増えた気がする…」その原因と対策とは?

公開日:2017/03/25 / 最終更新日:2017/03/25

城野 親徳城野 親徳総院長

冬の乾燥や空気の冷たさは、何度経験しても慣れないものですよね。体調を崩さないための暖対策も重要ですが、女性にとって「冬ならではの肌のトラブル」対策も欠かすことはできません。
ニキビやカサカサ肌など様々なトラブルがありますが、今回注目するのは冬に加速する「シワ」のこと。
冬にシワができる原因と対策方法をご紹介していきます。

冬にシワが発生する原因は乾燥が原因?

シワが発生する原因には肌のたるみや生活習慣によるもの、血行不良による肌質の低下など様々なものがありますが、冬にできるシワは「乾燥」が主な原因とされています。冬場の空気は乾燥しているので、春や夏に比べてお肌の水分も減ってしまいがち。

特に皮膚の薄い目元や口元はその水分量の減少が色濃くでてしまい、シワとなって現れることがあるのです。
また冬場は寒さから逃がれようと室内では、暖房器具やエアコンを使うご家庭も多いはず。この暖房器具により室内の水分量が減ったり、体が温まり過ぎてしまうことも乾燥の原因となります。

つまり冬場のお肌は、屋外にいても室内にいても「乾燥しやすい環境」に晒され続けてしまうのです。普段は小じわやほうれい線もそこまで目立たないのに、冬場になるとどことなくシワも濃くなり、老け込んでしまうという人は、乾燥してしまった肌からのSOSなのかもしれません。

そして、暖房によるシワへのダメージはもう一つあります。
それは室内外の温度差による「肌の代謝乱れ」。温かい部屋と冷たい外を行き来することで、新陳代謝のバランスが保たれにくくなり、バリア機能が低下したり、皮脂の分泌量が正常ではなくなってしまうことも…。
冷え切った体を早く温めようと暖房を強めてしまうことも、肌にとっては大きな負担になることがあるので注意しましょう。

冬の乾燥、シワ対策のカギは?

前途した通り、冬のシワは肌の乾燥であるケースが多いです。
スキンケアの際には保湿に力を入れ、生活習慣でも肌を乾燥させにくい環境作りを心がけることが大切。
以下にご紹介する対策方法で、潤いをキープしましょう。

・スキンケアは「温度」がコツ
冬のスキンケアは、「温度」に気をつかって肌を労わるのがコツ。
寒さのせいでついつい熱いお湯で顔を洗いたくなることもありますが、洗顔のお湯は人肌程度のぬるま湯が鉄則です。化粧水や乳液をつける際も肌の刺激にならないように少しだけ温めてから手でハンドプレスをしましょう。
お風呂上がりのスキンケア前に、乳液や化粧水をミニボトルに入れて湯船に浮かべておくと丁度良く温まるのでオススメです。

・お部屋の乾燥にも気配りを
肌の乾燥は、スキンケアだけでなく生活習慣からのケアも必須です。お部屋の中が乾燥しないように加湿器を使って湿度を保ちましょう。加湿器がない場合は、鍋で沸かしたお湯や濡らしたタオルを生活の邪魔にならない場所に置いておくのもオススメです。

・肌ケアは手で触れる
毛穴は温めることで開くのは有名な話ですよね。
冬の肌は寒さのせいで毛穴が締まりがちなので、スキンケアやボディケアの時はコットンよりも手を使って保湿をすると手の温かさで肌に浸透しやすくなります。
優しく包むように手でおさえ、時間をかけてクリームや保湿剤を塗りこんでください。特にシワのできやすい目元や口元のスキンケアは、指先の腹をピッタリと押し当ててプレスすることで水分の蒸発をおさえることができます。

老け顔の原因になるシワは、デイリーケアで予防することが必須です。冬でもプリッとハリのある肌をキープするためにも、ぜひシワ対策に取り組んでみてください。

Profile このコラムは私が担当しました!

城野 親徳

城野 親徳総院長しろのよしのり

シロノクリニック恵比寿

皮膚科領域のレーザー治療について、国内屈指の症例数を持つ、美容レーザーのパイオニア。 ドクターズコスメを開発・提供する株式会社ドクターシーラボ創設者・名誉会長・商品開発顧問でもあります。

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