「炭酸」って体に良いの?それとも悪い?
公開日:2016/06/24 / 最終更新日:2016/06/24
「炭酸」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
炭酸飲料水や炭酸水を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
そもそも「炭酸」は体に良いのでしょうか。それとも悪いものなのでしょうか。
そこで今回は、「炭酸」が体に良いのか悪いのかについて考えてみましょう。
炭酸飲料水は体に悪い⁉
炭酸飲料水は身近な飲み物ですよね。普段からよく飲んでいるという人も多いと思います。特に暑い夏などは、喉ごしもよくスッキリとした飲み口が魅力です。
しかし、この炭酸飲料水は体に悪いといわれています。その理由のひとつが過剰な糖分です。
商品によって多少の誤差はありますが、500mlの炭酸飲料水にはおおよそ50g程度の糖分が含まれています。もっと多く含まれているものも珍しくありません。
成人の場合、1日の糖分摂取量の目安は25gといわれていますから、1本飲めばあっという間に超えてしまいます。糖分は糖尿病や肥満の原因につながります。またリン酸が多く含まれているため、老化の原因やカルシウムの吸収を妨げるリスクも考えられます。
炭酸水はどうなの?
では同じ「炭酸」でも炭酸水はどうなのでしょうか。
炭酸水は、糖分などを含んでいない炭酸ガスを含んだ水です。そのため糖分などは全く含んでいないため、体に良いと注目されています。特に美容面での効果が期待されていて、血行促進や疲労回復に役立つといわれています。血行が促進されれば女性特有の悩みである冷え性やむくみの改善にも役立ちます。
肩こりなどの症状も血流が良くなることで軽減する効果も期待できます。
また、炭酸水には疲労の原因物質である乳酸を取り除くという効果もあるといわれています。睡眠前に炭酸水を飲むことで、リラックス効果と安眠効果も得ることができます。そして女性に嬉しいダイエット効果も。食事前に炭酸水を飲めば、炭酸の効果でお腹が膨らむので食べ過ぎ防止にもなります。
炭酸を摂取するなら「炭酸水」!
同じ「炭酸」でも、炭酸飲料水か炭酸水化によってその効果は大きく変わります。炭酸飲料水はそれに含まれる糖分とリン酸が体に悪影響を及ぼすリスクがあるため、「炭酸を飲みたい!」と感じた時は炭酸飲料水ではなく炭酸水を摂取することで、体への影響も大きく変えることができるのです。
ただし、炭酸飲料水などを飲んだ後にお腹が膨らみすぎたり、ゲップが出やすいという人は、胃酸が流することがあるので避けた方が良いでしょう。