レーザー治療・エイジングエア専門の美容皮膚科シロノクリニック

茶色いアザは消せる?「扁平母斑」の原因と治療法

公開日:2016/04/20 / 最終更新日:2016/04/20

城野 親徳城野 親徳総院長

体にできる茶色いアザのことを「扁平母斑(へんぺいぼはん)」と呼びます。大きさに違いはあれど、意外と目立つアザに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。なぜ扁平母斑ができるのか、そして治療法はあるのか、アザが気になっている方に向けて詳しく紹介いたします。

扁平母斑とは

扁平母斑とは、体の様々な部位にできる茶褐色のアザのこと。ミルクコーヒーのような色をしているため、「カフェオレ斑」と呼ばれることもあります。ホクロやイボのような盛り上がりはなく、痛みや痒みもありません。

扁平母斑は生まれつきあるものと、思春期ごろに現れる後発性のものがあります。生まれつき6個以上のアザがある場合は、神経線維腫症であるレックリングハウゼン病の可能性があるので、早めに医師と相談しましょう。
なお、後発性で発毛をともない扁平母斑は「ベッカー母斑」と呼ばれ、女性よりも男性の方ができやすい傾向にあります。

扁平母斑は放っておいても悪性化はしないため、治療を急ぐ必要はありません。しかし見た目が気になる場合は、しかし見た目が気になる場合は、美容外科などでの治療をオススメします。

扁平母斑ができる原因

扁平母斑に遺伝性はなく、皮膚に大量に発生したメラニン色素によるものです。メラニン色素を作り出すメラノサイトが増加することで、扁平母斑ができるといわれています。しかしメラノサイトが増加する原因は詳しく解明されていません。

なお、紫外線を長時間浴びた場合も、メラニン色素が増えて、アザができるきっかけになります。思春期ごろにできるベッカー母斑は、紫外線が原因になることも少なくありません。シミやシワだけでなく、アザを作らないためにも、紫外線対策をしっかりしておきましょう。小さなお子さんがいる場合も、こまめに日焼け止めを塗ったり、長袖や帽子で紫外線をブロックすることが大切です。

扁平母斑の治療法

扁平母斑は自然に消えることはないため、気になる場合は治療が必要になります。かつてはドライアイス圧低療法やグラインダーによる皮削術が行われていましたが、現在はレーザー治療が主流となっています。QスイッチルビーレーザーやQスイッチアレキサンドライトレーザーを照射することで、アザを薄くします。

しかしレーザー治療をしても必ず消えるとは断言できず、再発や色素沈着の可能性もあります。保険が適用されない場合もあるので、金銭面も含めて担当医と十分に相談してから治療を行いましょう。

Profile このコラムは私が担当しました!

城野 親徳

城野 親徳総院長しろのよしのり

シロノクリニック恵比寿

皮膚科領域のレーザー治療について、国内屈指の症例数を持つ、美容レーザーのパイオニア。 ドクターズコスメを開発・提供する株式会社ドクターシーラボ創設者・名誉会長・商品開発顧問でもあります。

城野 親徳先生の治療が受けられるのはこちら

シロノクリニック恵比寿院

シロノクリニック恵比寿院

〒150−0012

東京都渋谷区広尾1-1-40恵比寿プライムスクエアプラザ2F

0120-114-422