夏はむくみやすい季節!その原因と対策は?
公開日:2015/06/04 / 最終更新日:2024/03/13
皮膚の下に余分な水分が溜まることで起こる「むくみ」
汗をかきやすく、体内の水分が失われやすい夏はむくみが起こりにくそうなものですが、実のところ夏はとてもむくみやすい季節なんです。
夏のむくみが起こりやすい原因と、夏のむくみ対策についてお伝えします。
夏にむくみが起こりやすい原因は?
夏にむくみが起こりやすい大きな原因は、身体の「冷え」です。
冷たい食べ物や飲み物を摂る機会が増え、冷房のきいた室内で過ごすことも多い夏は、思った以上に身体が冷えやすいものです。
身体が冷えると血液の流れが悪くなります。むくみの原因となる細胞間の余分な水分や老廃物は血液によって回収されるため、血液の流れが悪くなるとむくみやすくなるのです。
また、夏は食欲が減退してさっぱりとしたものだけで食事を済ませがちな人も多くなります。栄養が偏ることで、身体の様々な器官の働きが悪くなることも、代謝を悪くしてむくみを起こしやすくなる原因だといえるでしょう。
夏に心がけたいむくみ対策
夏にむくみを防ぐには、以下のようなことに気をつけましょう。
・身体を冷やさない水分補給を
余分な水分がむくみの原因になるからと言って、水分摂取を控えればよいというものではありません。きちんと水分を摂ることで、溜まっている老廃物を排出することがむくみの解消につながります。とはいえ、冷たい飲み物を飲むことは身体を冷やし、むくみを引き起こす原因に。常温や温かい飲み物で身体を冷やさないように水分補給するのが大切です。コーヒーや紅茶など、カフェインを含む飲み物には利尿作用があるため、水分補給には向いていません。
・塩分の摂りすぎに注意
汗をかきやすく、体力が消耗しやすい夏は、濃い味付けのものが食べたくなるという方も多いと思います。しかし、塩分(ナトリウム)を摂りすぎると水分を体内に溜め込もうとする働きが高まり、むくみやすくなってしまいます。食事やお菓子などから塩分をとりすぎないように気をつけましょう。
・夏野菜でカリウムを摂る
むくみの原因となる余分な水分やナトリウムの排出を促してくれる「カリウム」を摂ることもむくみ対策になります。きゅうりやトマト、なすなどの夏野菜にはカリウムが豊富に含まれています。上手に食事に取り入れていきましょう。ただし、こうした夏野菜には身体を冷やす作用もあるので、食べ過ぎには注意が必要です。できるだけ加熱調理することをオススメします。
夏はむくみやすい季節。むくんでいると実際より太って見られる原因にもなってしまいます。しっかりと対策を心がけましょう。