肌老化の原因8割を占める「光老化」って?
公開日:2015/06/03 / 最終更新日:2024/03/13
年齢を重ねるにつれ、肌にはシミやシワ、たるみなどの問題が徐々に表れてくるもの。
こうした肌の老化は、もちろん加齢も原因になりますが、実はもっと大きいのが紫外線による影響であるといわれています。肌の老化の原因は、加齢によるところが2割で、およそ8割が紫外線による「光老化」なのだそう。つまり紫外線対策をしっかりと行うことによって肌老化の原因を大幅に減らすことができるのです。
今回は、気になる光老化についてお伝えいたします。
光老化はなぜ起こる?
シミやシワが気になる部分といえば、顔や首、手の甲などを挙げる方が多いと思います。一方でお腹や太もも、腕の内側などの肌を見てみると、シワやシミなどはなく白くてきれいな状態ではないでしょうか?これは、日光にさらされることが多い部分が老化しやすいことの表れだといえます。
紫外線を繰り返し浴びることで、メラニンが必要以上に作り続けられて色素沈着を起こし、シミができる原因となります。また、紫外線は肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンを変質させて、肌の弾力を失わせます。これにより、深いシワが刻まれやすくなってしまうのです。
これに加え、紫外線を浴びると体内には活性酸素が大量につくられます。活性酸素は、細胞を酸化させて、健康に様々な悪影響を及ぼします。肌の細胞への影響として、シワやシミなどの肌の老化を引き起こす原因になるといわれています。
光老化を防ぐには
加齢による肌の老化は避けられませんが、肌の老化の8割を占めるとされる光老化は、紫外線対策を行うことで防ぐことができます。
そのためには、まずはしっかりと日焼け止めを使用してできるだけ肌に紫外線を浴びないようにするのが一番の対策となります。こまめな塗り直しも重要です。
また紫外線を浴びることのよってできてしまった活性酸素を除去する働きのある抗酸化物質を摂るのも有効です。ビタミンCやビタミンE、ポリフェノール類などを食事からしっかりと摂ることも光老化を防ぐために大切だといえるでしょう。