美肌&肌のハリもアップ!「甘酒」の美肌効果がスゴイ
公開日:2015/03/27 / 最終更新日:2024/03/13
寒い時期や初詣、それにひな祭りなどで「甘酒」を飲まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。寒い時にいただく甘酒は、冷えた身体をポカポカと温めてくれますよね。
この甘酒は身体を温めてくれるだけでなく、美肌効果もとても高い飲み物だということをご存知でしたか?
でも、甘酒は大きくわけて2種類存在します。
①酒粕ベースの甘酒
酒粕とは、麹を発酵熟成させ日本酒等を精製した際に残る固形の副産物です。
この甘酒の特徴は、安く作れる・ミネラルが少ない・食物繊維が豊富・糖類を加えるのでカロリーが高い・アルコールが残っている・甘味の主成分がショ糖
②麹ベースの甘酒
近年注目されている伝統的な甘酒です。麹と蒸したお米のみを発酵熟成させ、麹の消化酵素によりお米のデンプンがブドウ糖に分解されてものです。
この甘酒の特徴は、すこし費用がかかる・ミネラルが残っている・カロリーが低い・食物繊維は少ない・アルコールはゼロ・甘味の主成分はブドウ糖
今回は②の麹ベースの甘酒の肌への効果についてお伝えいたします。
甘酒の美肌効果って?
甘酒は「飲む点滴」と呼ばれることもあるように、とても栄養価が高い飲み物です。ビタミンB群や葉酸・ビオチンなど、肌の美しさを保つために重要な栄養素もタップリ含まれているのです。甘酒の美容効果には以下のようなものがあげられます。
【美白効果】
酒蔵で働く人の手がとても白くて美しいというのは有名な話です。その理由は、麹に含まれる「コウジ酸」に、メラニンの生成を抑える働きがあるため。甘酒にもこのコウジ酸が豊富に含まれているため、美肌効果が期待できます。
【肌のハリ・弾力がアップ】
甘酒に含まれるビタミンB群のひとつ「パントテン酸」には、ビタミンCがコラーゲンを作るのを助ける働きがあります。コラーゲンの生成が促されることで肌のハリや弾力がアップします。
【肌のうるおいを保つ】
肌のうるおいを保つ天然保湿因子の主成分はアミノ酸です。甘酒には、9種類の必須アミノ酸が豊富に含まれているため、肌を乾燥から守ることにも役立つのです。
【肌のターンオーバーを整える】
甘酒には、肌の新陳代謝を促すビタミンB群が豊富に含まれています。ターンオーバーをい正常に保ち、若々しく健康な肌を保つ効果が期待できます。
甘酒の作り方
最近ではペットボトル入りの甘酒なども販売されていますので、まずはそうしたものから試してみるのも良いかと思います。でも、自宅で炊飯器を使って簡単に作れるので、一度作ってみてはいかがでしょうか。
【材料】・麹 400~500g ・米 1合 ・塩 少々
【作り方】
①麹は手でほくしておきます。
②米をといで、あかゆ用の水量で「おかゆコース」で炊きます。
③炊き上がったあかゆに水2カップほど加え、混ぜて少し冷まします。
④あかゆに麹を加え、均一に混ぜ合わせ、再び炊飯器にセットします。
⑤炊飯器の蓋は閉めず、布巾などかけて「保温コース」で発酵させます。
2時間おきにかき混ぜながら5時間ほど発酵させましょう。
⑥その後、別の容器に移し替えて冷まします。
できあがった甘酒は、タッパーなどに入れて冷蔵庫に入れておけば2週間ほど保存できます。飲むときにはお湯で2~3倍に薄め、お好みでお砂糖や塩など加えてひと煮させていただきましょう。