肌の凹凸は開いた毛穴? それともニキビ跡? 2つの違いと改善方法
公開日:2019/02/08 / 最終更新日:2022/05/27
肌に凹凸や陥没があると「クレーター状のニキビ跡ができちゃった……!?」と慌ててしまいますよね。
でもそれは、大きく開いた毛穴という可能性もあります。開いた毛穴とニキビ跡にはどのような違いがあるのか、肌の凹凸を改善するヒントとして探ってみましょう
「開いた毛穴」の特徴・原因とは?
・均一に並んでいる
・パーツごとに大きさがほぼ同じ
・皮脂が分泌されている
・楕円形になっている(たるみ毛穴)
毛穴が開く主な原因は、過剰な皮脂分泌や皮膚のたるみです。
まず皮脂による開きですが、皮脂量が多いとそれだけ毛穴が押し広げられ、開いて見えるようになります。このようなケースは皮脂分泌が活発な思春期の方や、ホルモンバランスが崩れている方に多く見られます。
そして皮膚のたるみによる開きは、30代以降の方の肌に現れます。加齢によって皮膚がたるむと、毛穴が下方向にひっぱられて広がってしまうのです。このようなケースは「たるみ毛穴」と呼ばれていて、楕円形に伸びているのが特徴です。
「クレーター状のニキビ跡」の特徴・原因とは?
・並びや大きさがバラバラ
・ニキビができやすい場所にある
・産毛が生えていない
クレーター状のニキビ跡は、ニキビの炎症が悪化したことが原因です。炎症がひどくなると毛穴内部の組織が破壊され、ニキビが治った後も陥没したままになってしまうのです。頬やフェイスラインなど、ニキビができやすい場所にできるのも特徴といえるでしょう。
開いた毛穴とニキビ跡の違い・改善方法
開いた毛穴とクレーター状のニキビ跡、この2つの見た目の違いは、上でお伝えした通りです。ほぼ均一に並んでいるのが毛穴で、並びも大きさも1つ1つ異なるのがニキビ跡になります。
しかし、この2つのもっとも大きな違いは、改善方法です。
開いた毛穴は皮脂を除去したり、正しく保湿したりすれば、セルフケアでも改善できます。たるみ毛穴の場合は、表情筋を鍛えたり、肌をリフトアップさせるようなスキンケアを使用したりするが有効です。
対してクレーター状のニキビ跡は、陥没したまま形状記憶されてしまっているので、セルフケアでの改善は困難です。保湿ケアやピーリングが有効だといわれていますが、本格的に改善するためにはレーザー治療など、適切な治療を行う必要があります。
もし肌の凹凸が毛穴でなくクレーター状のニキビ跡である場合は、美容皮膚科の専門医に相談してみましょう。
以上、毛穴とニキビ跡の特徴や違いについてお伝えしました。凹凸のない肌に整えるために、まずはしっかりとセルフチェックし、正しいケアや治療を選択することが大切です。