手洗いのし過ぎで手がガサガサ…… 手の乾燥を防ぐためには
公開日:2020/03/24 / 最終更新日:2020/05/23
風邪やインフルエンザ、ウイルスなどが気になるこの時期は、いつも以上に入念に手洗いやうがいをする方も多いのではないでしょうか。しかし、手洗いのし過ぎは乾燥につながり、手がガサガサになってしまうことも多いです。
手の乾燥を防ぐためには、どうすれば良いのでしょうか。
■手洗いで手荒れが起こる理由
正常な手の表面は、汗や皮脂が分泌されています。これらが水分の蒸発を防ぐバリアとなり、肌の潤いを保っているのです。
しかし、このバリアは手洗いをしただけで簡単に失われてしまいます。そのうえ、冬から春先にかけては風邪予防で手洗いの回数が増えたり、お湯を使った手洗いを行ったりするためバリアの再生が追い付かず、手荒れが起こりやすくなってしまうのです。
手がガサガサとする手荒れが続くとひび割れや湿疹などに進行するため、しっかりとケアを行い、手荒れを起こさないようにすることが重要です。
■手の乾燥を防ぐために取り入れたいケア
手の乾燥を防ぐために、日常的に行えるケアにはどのようなものがあるのでしょうか。
・手洗いや水仕事の後はしっかり水分を拭き取る
手が濡れた状態のままで放置すると、皮膚の水分はどんどん蒸発してしまいます。手を洗ったら、指先や指の間までしっかりと水分を拭き取るように心掛けましょう。
ペーパータオルやハンドドライヤーは肌の乾燥を進める原因になるので、柔らかいタオルやハンカチを使うのがお勧めです。
・手洗い後はすぐにハンドクリームを塗る
手洗いの後は肌のバリア機能が低下しているため、ハンドクリームなどを活用してこまめに保湿することも大切です。日頃からポケットサイズのハンドクリームを持ち歩き、手洗いの度に保湿しましょう。
その際にただ漫然と塗るのではなく、少し手のひらでクリームを温めてから塗り込むようにすると、肌にうまく馴染ませることができます。
・寝るときに手袋をする
寝る前にスペシャルケアを取り入れるのも効果的です。寝る直前にハンドクリームをたっぷりと塗ってから薄手の手袋をすることで、寝ている間も手に保湿成分を与えられます。
・こまめな水分補給もマスト
普段から乾燥が気になり手荒れが起こりやすいという方は、水分量が不足している可能性もあります。
ハンドクリームを使ったケアだけでなく、意識的に水を飲むことも大切です。
手荒れをすぐに治すことは難しいですが、日々のケアを継続することで手を乾燥から守ることができます。
今回ご紹介した方法は時間がかからない簡単なものなので、手荒れにお悩みの方はぜひ試してみてください。