健康だけでなく美容にも効く! 玉ねぎがもつ体に嬉しい効果とは
公開日:2020/01/21 / 最終更新日:2020/05/26
玉ねぎは健康効果が高いことで有名な食材ですが、実は健康だけでなく美容にも効果的だということをご存知でしょうか。
ここでは、玉ねぎが持つ体に嬉しい効果と、栄養をより効率的に摂り入れられる玉ねぎの食べ方をご紹介します。
■玉ねぎが持つ効果
・血流を良くする
玉ねぎ特有の辛みや香りは「硫化アリル」(アリシン)という成分によるものです。硫化アリルには血液が固まるのを防ぎ、血流を良くする効果があります。血流が良くなることで、高血圧や心筋梗塞などに効果があるだけでなく、クマや冷えの解消にも役立ちます。
・腸内環境の改善
玉ねぎには不溶性と水溶性の2つの食物繊維が含まれているため、便秘を改善し体の老廃物を排出する働きが期待できます。
また、腸内の善玉菌のエサとなるオリゴ糖も含まれているので、腸内環境の改善に効果的です。
・シミやくすみの予防
玉ねぎには「ケルセチン」というポリフェノールの1種が含まれています。ケルセチンは抗酸化作用や血流を良くする作用を持つため、シミやシワ、くすみなどの予防になります。
・ダイエット効果
ケルセチンは内臓脂肪の燃焼をサポートしたり、脂肪の吸収を抑えたりする働きも持つため、玉ねぎはダイエット中の方にもお勧めできる食材です。
・むくみの改善
玉ねぎにはカリウムも豊富なので、体内の余分な水分や塩分を排出し、むくみを解消する効果があります。
■玉ねぎの食べ方のポイント
玉ねぎの持つさまざまな効果をより上手に摂り入れるには、食べ方に注意する必要があります。
・できるだけ生で食べる
硫化アリルは熱に弱い成分です。そのためサラダなど、できるだけ生で食べることをお勧めします。
また、硫化アリルは水に溶ける性質を持つため、玉ねぎを切った後は水にさらさず、そのまま空気にさらすのがお勧めです。15分程空気にさらしておくだけで、玉ねぎ特有の辛みは軽減されます。
生食が難しい場合は、水に溶け出た栄養も一緒に摂取できるスープなどにすると良いでしょう。
・食べ過ぎには注意
硫化アリルは多くの体に嬉しい効果を持ちますが、多量に摂取すると下痢や嘔吐、頭痛、めまいといった副作用を起こす危険性があるため、玉ねぎの食べ過ぎには十分に注意してください。
玉ねぎの摂取量は、1日あたり4分の1玉(50g)程度が目安です。
・毎日食べるようにする
硫化アリルが血液をサラサラにする効果は長く続きません。上記の摂取量を目安に、できるだけ毎日食べるように心掛けましょう。
玉ねぎは健康や美容に嬉しい成分が豊富な、体に嬉しい食材です。1日の摂取量や食べ方に注意して、毎日の習慣にしてみてはいかがでしょうか。