花粉でニキビが悪化する理由&今日から始めたい予防方法4つ
公開日:2019/03/14 / 最終更新日:2022/05/24
花粉が飛び交う季節は、花粉症皮膚炎などの肌トラブルを抱える人が続出します。さらに、「花粉の飛散量が多くなるとニキビが悪化しやすくなる」と感じている人も少なくないようです。
花粉とニキビには一体どのような関係があるのでしょうか。ニキビの悪化を防ぐ対策方法とあわせてご紹介します。
花粉とニキビの関係性とは?
花粉によってアレルギー症状が出ると、ティッシュで鼻をかんだり、肌にかゆみを感じてかきむしったりします。すると、それらの刺激によって肌の角質層が剥がれ、バリア機能が低下します。そのような状態が続くと細菌の影響を受けやすくなり、ニキビが悪化しやすくなるのです。
また、花粉が飛び交う季節特有の乾燥や、花粉症皮膚炎による肌荒れなども、ニキビ悪化の引き金になります。
ニキビ悪化を防ぐ花粉対策
・花粉症やかゆみを抑える薬を飲む
花粉によるアレルギー症状が出る場合は、あらかじめ花粉症やかゆみを抑える薬を飲んでおきましょう。症状を抑えることで肌への刺激を減らし、ニキビの悪化を防ぐことができます。
なお、薬は病院で適したものを処方してもらいましょう。
・肌のバリア機能を壊さないスキンケアをする
花粉によってニキビが発生するのは、肌のバリア機能の低下が原因です。そのため、肌のバリア機能を保つスキンケアを心がける必要があります。まずは乾燥を防ぐために洗顔しすぎないこと、正しく保湿することを意識しましょう。
なお、肌を強くこするとバリア機能を保つ角質が剥がれてしまうので要注意。洗顔、保湿、メイク時など、いずれにおいても肌をこすらず優しく触れるようにしましょう。
・ティッシュやマスクの種類、使い方に注意する
花粉症になると、おのずとティッシュやマスクをたくさん使用しますよね。しかしティッシュやマスクによる刺激は、肌のバリア機能を壊してしまいます。しかし使わないわけにはいきませんから、柔らかく肌に優しい保湿ティッシュや、綿やシルク製の低刺激なマスクを選んだうえで、できるだけ肌をこすらずに使用しましょう。
なお、マスクには雑菌が繁殖しやすいため、こまめに清潔なものに取り替えることも大切です。
・ストレスを避けて睡眠を十分にとる
ストレスが溜まったり、睡眠不足によって体調が悪くなったりすると、免疫力が低下して花粉症が悪化しやすくなります。また、肌の回復力が遅れるため、ニキビが治りにくくなることも考えられます。花粉症とニキビの両方を改善するために、ストレスを避けて睡眠を十分にとるようにしましょう。
朝に太陽の光を浴びたり、日中に適度な運動をしたりすると寝つきが良くなるうえに、ストレス解消効果や免疫力の向上によって、花粉症とニキビの予防につながります。
近年では花粉の飛散量が多く、花粉症を発症する人が増えているといいます。
スキンケアや生活習慣を見直して、花粉にもニキビにも負けない強い肌を作っていきましょう。