シミ対策は冬こそ重要! この時期にやっておきたいシミケア
公開日:2019/12/20 / 最終更新日:2022/04/18
強い日差しが降り注ぎ、紫外線のダメージを受けやすい夏は、日焼け・シミなどの肌トラブルに対処するため、多くの方が念入りなスキンケアをしているのではないでしょうか。
実は、紫外線の少ない冬場こそシミ対策が重要なのです。夏とは違うお手入れをする必要がありますが、どのようなことをすれば良いのでしょうか。
■季節問わず、紫外線をガードしなければならない理由
シミや日焼けなど、さまざまな肌トラブルの原因は紫外線です。
紫外線にはA波・B波・C波というそれぞれ違う波長があり、このうちA波とB波が肌に直接影響することがわかっています。
紫外線量は12月がもっとも少ないですが、一年を通じて降り注いでいるため、季節を問わず予防する必要があります。また、曇りの日でも晴れの日とほとんど変わらない量の紫外線量があるため、曇りだからといって油断することはできません。
更に冬の場合は紫外線に加えて空気も乾燥しているため、春や夏よりも肌トラブルが起きやすい時期といえます。
■紫外線とシミの関係
「紫外線はシミのもと」といわれますが、どうして紫外線を浴びるとシミができたり、肌トラブルが起こったりするのでしょうか。
・「メラニン」の過剰生成によってシミが残る
人の身体は紫外線から肌を守るために、皮膚内部でメラノサイトがメラニンという色素の盾を作ってガードしようとします。
このメラニンが過剰に作られてしまうことで肌にメラニンが蓄積し、シミという形で肌に残ってしまうのです。
・ターンオーバーの乱れによってシミができる
メラニンができたとしても、肌細胞の生まれ変わる「ターンオーバー」が行われ、ターンオーバーによって古くなった細胞はどんどん肌表面に押し上げられていき、最終的には垢と一緒にはがれ落ちます。
しかし、紫外線による肌へのダメージが長年続くとターンオーバーのサイクルが乱れてしまうため、シミができてしまうのです。
■冬のシミ対策は保湿ケアをする
冬場でも降り注ぐ紫外線に加え、肌が乾燥するとシミが悪化しやすくなるという研究結果も出ていることから季節を問わず、保湿ケアを重点的に行う必要があります。
冬のシミ対策は「肌の乾燥を防ぎながら、肌の美白ケアを行うこと」です。
保湿を行い肌の状態を整えることで、ターンオーバーの周期も正常になります。化粧水・乳液・クリームなどを使い、丁寧なケアを心掛けましょう。
1年を通して美しい肌を保つためには、冬だからといって油断せず丁寧なシミ対策・スキンケアを行うことが大切です。秋までに受けたダメージを減らすとともに、冬の紫外線や乾燥に負けない肌作りをしましょう。