乾燥性敏感肌とは? 主な症状や原因をチェックしよう
公開日:2019/12/14 / 最終更新日:2020/05/26
近年、よく耳にするようになった“乾燥性敏感肌”。実際、「肌がカサついてピリピリするときがある……もしかして自分も乾燥性敏感肌?」と疑っている方も多いのではないでしょうか。乾燥性敏感肌とはどのような症状なのか、発生する原因とあわせて見ていきましょう。
乾燥性敏感肌の症状とは
乾燥性敏感肌は、肌の乾燥とともに以下のような症状が現れます。
・ピリピリ、ヒリヒリ感がある
・かゆみが出る
・赤くなりやすい
・化粧品をつけるとしみる
・物理的刺激を感じやすい
特に顕著なのが、刺激に対する反応です。「自分の髪の毛も気になる」「セーターがチクチクして着ていられない」など、わずかな刺激にも敏感になってしまいます。
乾燥性敏感肌の原因とは
そもそも乾燥性敏感肌の根本的原因は、肌のバリア機能の低下です。角質層の水分量が低下すると、細胞と細胞の間がスカスカになります。この隙間からホコリや雑菌などが侵入することで、刺激を感じてしまうのです。ではここからは、肌のバリア機能の低下、そして乾燥性敏感肌を引き起こす原因を掘り下げてみましょう。
間違ったスキンケア
過度の洗浄や保湿不足などの間違ったスキンケアは、乾燥性敏感肌の直接的な原因になります。適切でないスキンケアを続けていると、肌が乾燥したりターンオーバーが乱れたりする影響で、バリア機能が低下してしまうのです。
気候の変化
乾燥性敏感肌には、気候も関係しています。寒暖差が激しくなったり湿度が急激に低下したりすると、肌の水分量が低下しバリア機能が衰えやすくなるのです。特に冬は空気が乾燥するため、乾燥性敏感肌になりやすい季節といえるでしょう。
加齢
年齢を重ねると、角質層の水分量を保つNMF(天然保湿因子)やセラミドなどが減少し、乾燥性敏感肌に傾きやすくなります。女性ホルモンの1つ、エストロゲンが加齢によって減ることも、肌の水分量の低下に深く関わっているといわれています。
ストレス
過度のストレスは、自律神経やホルモンバランスの乱れを招くため、肌のバリア機能を低下させる要因になります。精神的ストレスだけでなく、環境や気候の変化によるストレスも一因になりますので、季節の変わり目は特に注意が必要です。
乾燥性敏感肌を改善するためには、まず症状を自覚することが大切です。「なんとなく肌が不調」と感じている方は、当てはまる症状はないか確認するとともに、バリア機能を低下させる原因を突き止めてみましょう。