冬の水仕事が辛い…… 手荒れの原因やケア方法を知って対策しよう!
公開日:2019/12/14 / 最終更新日:2020/05/26
寒さが身にしみる冬は手荒れが起きやすくなる季節です。
飲食業や美容師をはじめ、水場での作業が多いお仕事をされている方や、家事をしている主婦など、冬になると手がガサガサに荒れたりひび割れてしまったり、さまざまなトラブルに悩まされるのではないでしょうか。
何度も繰り返し、ハンドケアを行ってもなかなか良くならない手荒れですが、そもそもなぜ冬は手荒れが起こりやすいのでしょうか。
今回は、手荒れの原因とケア方法についてご紹介します。
■冬場に手が荒れてしまう理由とは
・手のひらには毛穴がない
毛穴には皮脂を分泌する皮脂腺と呼ばれる器官がありますが、手のひらには毛穴がありません。
皮脂は汗と混じることで「皮脂膜」を作り、外的な刺激から肌を守ったり水分の蒸発を防いだりする機能をもっていますが、手のひらはその皮脂を分泌する部分がないため、水による刺激を受けやすい部位です。
皮脂によるバリアが作れない結果、手荒れや乾燥といったことが起こりやすくなります。
・水仕事がさらに手荒れを後押し
手の甲側は皮脂を分泌しますが、洗剤やせっけんなどの使用で日常的に肌に刺激を与えるほか、水仕事や摩擦により皮脂が落ちてしまいます。
冬場は水の冷たさや空気の乾燥などでダメージを受けやすいため、手荒れが起こりやすいのです。
■手荒れを防ぐために私たちができること
仕事や家事などで、水仕事を避けられない方も多くいます。そのような方も含め、できるだけ手荒れを防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか。
・手洗いの回数を減らす
手洗いの回数を減らすことで、皮脂が落ちるのを防ぐことができます。帰宅時やお手洗いの後、仕事や家事などでどうしても水を使う場合には、手に刺激を与え過ぎないように心掛けてください。洗い物の際はゴム手袋を着用するのも有効です。
・しっかり水分をふき取る
手洗いをした後は水分をしっかりとふき取りましょう。手に残った水分が蒸発する際に乾燥が進んでしまうため、手荒れが悪化する原因になります。
・保湿をする
手洗い後は、保湿ハンドクリームや乳液を使用して保湿を行いましょう。手荒れしていないからといって、ハンドケアを怠らないことが大切です。
手荒れを防ぐためには手を十分に保湿する必要があります。
寒い季節だからこそハンドケアは怠らず、できるだけキレイな手を保てるように努力しましょう。