肌トラブルを防ぐためには保湿が大事!その重要性とスキンケア方法をご紹介
公開日:2019/12/14 / 最終更新日:2020/05/26
いつまでもみずみずしい肌でいるためにスキンケアをする方は多いですが、ただやみくもに化粧水を使っているだけでは、正しいスキンケアとはいえません。肌トラブルを防ぎ、キレイで若々しい肌を保つためには、保湿が重要です。
ここでは、保湿の重要性や簡単なスキンケア方法についてご紹介します。
■そもそも「保湿」ってなに?
保湿とは、補給した水分が失われないように肌がうるおいをキープしようとする力、作用のことを指します。勘違いされやすいですが、単純に肌へ水分を補給することではありません。
人の肌には、もともと水分をキープするためのバリア機能が備わっています。正しいスキンケアで以下の機能が正常に働く環境を整え、肌が本来持つ力を高めることが大切です。
・皮脂膜
人の皮膚には、毛穴とセットで皮脂腺というものがあります。皮脂腺から分泌された皮脂が汗と混ざることで、皮膚表面を保護する「皮脂膜」となり、肌の水分をキープする役割をしてくれます。
・天然保湿因子
アミノ酸が主成分となったもので、自然保湿因子とも呼ばれます。
角質層に存在している物質で、水と馴染みやすい性質を持ち、角質細胞内の水分を保っています。
・角層細胞間脂質
角質層をつくる細胞同士をつなげる役割をしているのが角層細胞間脂質です。細胞のすき間を埋めて水分が逃げないように働きかけます。
■保湿ができていないとどうなる?
しっかりと保湿ができていないと、皮膚が本来持つバリア機能が低下してしまいます。
それにより肌の水分が蒸発してしまうだけでなく、さまざまな肌トラブルの原因となるのです。
■スキンケアをもっと効果的に! 保湿アイテムの選び方
いくら化粧水を使っても、適切な保湿をしなければ肌のうるおいはキープできません。スキンケアでは、油分と水分のバランスが大切です。
・ほどよい油分補給を
皮膚のバリア機能が低下している場合、化粧水で補った水分が逃げていきやすい状態です。
化粧水の後は乳液やクリーム、軟膏などのアイテムを使って油分でふたをし、肌から水分が蒸発しないようにする必要があります。
軟膏やこってりとしたクリームには多くの油分が含まれていますが、製品によってはべたついてしまうこともあるため、のびの良いクリームタイプがお勧めです。
・優しい洗顔料選びを
洗顔料に使われる洗浄成分によっては、肌のバリア機能まで洗い流してしまうこともあります。
特に肌の乾燥が気になったり乾燥肌に悩んだりしている場合は、洗浄力が穏やかな洗顔料を使うようにしましょう。
肌には水分だけでなく油分も必要です。
みずみずしい肌を保つことは、乾燥や紫外線などのさまざまな刺激から肌を守るバリア機能を強くすることにもつながり、冬場でもかさつきなどに悩まされにくくなります。
水分補給だけでなく、乳液などによる油分補給も心掛け、肌トラブルを防ぎましょう。