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「ブリーチで色素が抜けるメカニズム」と「髪への影響」

公開日:2017/07/29 / 最終更新日:2019/08/21

笠井 美貴子笠井 美貴子先生

「ブリーチで色素が抜けるメカニズム」と「髪への影響」

髪を染めるときにブリーチをした方が発色は良くなりますし、透明感も増します。特に、明るめのブロンドや外国人のような雰囲気になるホワイトアッシュ、またレッドやブルー、ピンクなどの遊び心のあるカラーにするにはブリーチが必須でしょう。
しかし、ブリーチは正しい知識を持ったうえで行わないと、髪や頭皮に深刻な影響を及ぼすこともあるので注意が必要です。

ブリーチのメカニズムとは?

そもそも「ブリーチ」というのは漂白、脱色という意味になります。髪の毛がもともと持っているメラニン色素を、アルカリ性の薬剤によって漂白することで髪の色を脱色するのです。ヘアマニキュアなどとは違い、ブリーチは髪の内部にまで薬剤が浸透します。
つまり、一度脱色してしまった髪のメラニン色素というのは、もとの黒色には戻りません。
また、ブリーチを繰り返すことによって毛先が少しずつ溶けてしまうというケースもあります。
最近では、安いブリーチ剤も多く市販されており、気軽にブリーチをすることができます。しかし、市販品の中にはかなり効果が強いものもあり、髪に大きなダメージを与えてしまう場合もありますので、充分な注意が必要です。

ブリーチの危険性、髪に与える影響とは?

ブリーチをすると、髪の表面のキューティクルが剥がれてしまうことが多く、これによって髪は傷みやすくなります。ブリーチやカラーリング、パーマなどを何度も繰り返していると、次第に髪はボロボロになっていってしまうでしょう。
また、ブリーチをするときに使うアルカリ剤には毒性があり、強い刺激を受けてしまう危険性があります。皮膚のかぶれや湿疹などのダメージ、またアレルギーを引き起こした場合には重症化する危険もありますので気をつけてください。
さまざまなデメリットについてもよく理解し、パッチテストをするなど安全性に充分配慮する必要があります。
しかし、「髪が傷んでしまうから」「刺激が強いから」とブリーチを敬遠する必要があるわけではありません。ブリーチを正しく使い、きちんとアフターケアをするなど慎重におこなえば、髪へのダメージや刺激を最小限におさえることができます。

ブリーチに関する正しい知識を身につけ、髪色を楽しんでください。

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笠井 美貴子

笠井 美貴子先生かさい みきこ

シロノクリニック銀座

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