秋に食欲が増す理由とは? 太らないための食べ方のコツもご紹介
公開日:2019/12/07 / 最終更新日:2020/05/26
旬の食べ物も豊富な秋は、食欲が増してしまう季節です。「食欲の秋」という言葉もありますが、秋になると食欲が増す理由をご存知でしょうか。
今回は、秋に食欲が増す理由と太らないための食べ方のコツをご紹介します。
■秋に食欲が増す理由
なぜ秋になると食欲は増すのでしょうか。ここでは、主に考えられる3つの理由をご紹介します。
・夏バテが解消されたため
夏は暑さにより食欲が減ってしまうこともあります。秋になると日中も過ごしやすい気温になり、夏バテが解消されるため、食欲が増したように感じるのです。
・基礎代謝がアップするため
人の身体は気温が下がると、体温を保つために熱を上げ基礎代謝をアップさせます。秋は気温が低下するため基礎代謝が高まりますが、その分エネルギーを多く使用するので、エネルギーを補おうとして食欲が増すと言われています。
・セロトニンの不足
食欲を抑制したり精神を安定させたりする「セロトニン」は、日照時間により分泌量が調整されることが分かっています。夏が終わり秋になると日照時間が短くなるため、セロトニンの分泌量は減少します。
秋になると食欲が増したりたくさん寝てしまったりするのは、セロトニンを補おうとしていることが関係しているのです。
■太らないための食べ方とは
秋に食欲が増してしまう理由をいくつかご紹介しましたが、食欲を無理に抑えようとするのは、ストレスの原因となってしまうこともあります。
ここでは、食欲の秋にストレスなく食事をしつつも、太らないようにするための食べ方をご紹介します。
・ゆっくり良く噛みながら食べる
良く噛みながら食べることで満腹中枢に刺激を与え、少しの量でも満腹感を得ることができます。1口30回ほどを目安に噛むようにしましょう。
また、早食いは消化不良や食べ過ぎを招きますが、良く噛むことで早食いも防ぐことができます。
・野菜から食べ始める
野菜は歯ごたえや食べ応えがあるだけでなく、食物繊維が豊富で消化に時間がかかりお腹もふくらむため、始めに食べることで食べ過ぎを防ぎます。
また、野菜から食べることで血糖値の急上昇やインスリンの分泌を抑えます。インスリンは血中の糖分を脂肪に変化させてしまうため、インスリンを必要以上に分泌させず、血糖値の上昇を穏やかにさせるためにも野菜から食べことが大切です。
食欲の秋だからと食べ過ぎてしまうことは良くありませんが、無理に食欲を抑えることも身体には良くありません。今回ご紹介した食べ方を参考にして、食欲の秋をお楽しみください。