脱毛後に肌がかゆい……考えられる原因と正しい対処法は?
公開日:2019/12/04 / 最終更新日:2022/02/01
脱毛の施術を受けられた方の中には、まれに肌のかゆみを感じる方がいらっしゃいます。かゆみが現れると、「もしかして危険な状態?」「このかゆみはいつまで続くの?」と不安になってしまうもの。脱毛後のトラブルに正しく対処するために、かゆくなる原因と症状を抑える方法をご紹介します。
脱毛後のかゆみの原因
皮膚の乾燥
脱毛は、レーザーを照射して毛母細胞にダメージを与える施術です。このときには肌にも多少熱が加わり、皮膚の乾燥を引き起こします。すると肌のバリア機能が低下し、ちょっとした刺激にも敏感に反応するようになるため、かゆみが現れてしまうのです。
衣類や下着の刺激
脱毛後のバリア機能が低下した肌に衣類や下着がこすれると、よりかゆみを感じやすくなります。肌触りの悪いもの、窮屈なものは特に刺激を感じやすいので注意が必要です。
伸びてきた毛による刺激
脱毛の際には、事前に毛を短くするためにシェービングを行う必要があります。そもそも脱毛は、一度ですべての毛にダメージを与えられるわけではないので、シェービングした一部の毛はそのまま残ります。その残った毛が伸びてくると肌にチクチクとした刺激が加わり、かゆみにつながってしまうことがあるのです。
脱毛後のかゆみを抑える方法
一時的に冷やす
かゆみが気になるときは、冷たいタオルやカーゼで包んだ保冷剤などを当てて冷やすと効果的です。ただし、冷やしすぎるとかえって肌に刺激を与えてしまいます。かゆみが治まったら、それ以上冷やすのは避けましょう。
保湿をする
乾燥によるかゆみを鎮めるためには、保湿が必要です。クリニックで処方された保湿剤、もしくは肌に合ったボディジェルやクリームなどを塗り、乾燥を防ぎましょう。強くこすると肌を傷つけてしまうので、優しく丁寧に塗ることがポイントです。
肌に負担をかけない衣類や下着を身につける
肌のバリア機能が低下している脱毛後は、衣類や下着の種類にも気をつけたいもの。天然繊維のコットンやシルクなど、できるだけ肌触りの良い生地のものを身に着けるようにしましょう。また肌を圧迫させないために、ゆとりのあるサイズを選ぶことも大切です。
脱毛後のかゆみに負けて肌を掻きむしると、さらにバリア機能が低下して症状が悪化する危険性があります。まずは上記のような対処を行い、それでもかゆみが続く場合は、施術を受けたクリニックもしくは皮膚科などの医療機関に相談してください。