息を吸うだけで美容効果が! 腹式呼吸の正しい方法
公開日:2019/11/26 / 最終更新日:2020/06/02
近年人気が高いヨガなどではお馴染みの腹式呼吸。言葉を聞いたことはあっても、やり方や効果を詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。実は腹式呼吸には、美容をはじめ嬉しい効果が数多くあるのです。
ここでは、腹式呼吸の効果や正しい方法をご紹介します。
■腹式呼吸の効果
・インナーマッスルを鍛える
お腹を大きく動かしインナーマッスルを鍛えることができるため、内臓脂肪の燃焼を促進させる効果が期待できます。また、インナーマッスルが鍛えられることで内蔵の位置が安定するため、便秘やポッコリお腹を解消させることができます。
・新陳代謝を促す
腹式呼吸は酸素を多く取り込むことができる呼吸法です。それによって血流がよくなり新陳代謝が活発化するため、美肌を保つことにつながります。
・副交感神経の働きを高める
腹式呼吸によって、副交感神経の働きを高められます。副交感神経が働くことによって、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌され、メンタルが安定します。また、自律神経が整い、代謝を高める効果もあります。
■腹式呼吸の方法
腹式呼吸を正しく行うためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
・リラックスした姿勢で息を吐きだす
椅子に深く腰掛けるか、仰向けになるなどして、自分がリラックスできる体勢を取るようにしてください。椅子に座る場合は背筋を伸ばして、背もたれには軽く腰が触れるくらいの姿勢になることがポイントです。
リラックスした姿勢が取れたら、口からゆっくりと息を吐きだしましょう。このとき、へその辺りに手を当てて、お腹がへこんでいくのを感じながら行うと良いでしょう。
・鼻から息を吸い込む
しっかりと息を吐きだしたら、鼻からゆっくりと深く息を吸い込みます。吸い込むときは、下腹部を数センチ程度膨らませるように意識してください。
・時間をかけてゆっくり息を吐き出す
息を吸いきったら、時間をかけてゆっくりと息を吐き出します。吸った時の倍くらい時間をかけるイメージで、長く息を吐くことがポイントです。このとき、下腹部がへこんでいくのと同時に、胸が持ち上がることを意識しながら吐き出すようにしてください。
息を吸って吐く動作を5セット程度繰り返して行うと、より効果的です。吐いて吸う、という順番を心掛けましょう。
腹式呼吸は難しいものだと思っている方もいるかもしれませんが、実は睡眠時に誰でも行っている呼吸法です。コツを掴めば簡単に行えますし、美容にも効果的ですから、ぜひ生活に取り入れてみてください。