ニキビがかゆい……! 考えられる原因と正しい対処法
公開日:2019/11/21 / 最終更新日:2020/06/07
赤みや腫れをともなうことのあるニキビですが、時にはかゆみを感じてしまうことも少なくありません。そのむずがゆさに負けて爪でひっかくと、症状が悪化し、ニキビ跡の原因になってしまいます。そんな事態を避けるために、ニキビがかゆいときに考えられる原因を、適切な対処法とあわせて知っておきましょう。
ニキビがかゆいときの原因
炎症
ニキビがかゆいときには、2パターンの原因が考えられます。1つは、ニキビの炎症です。アクネ菌が毛穴内に繁殖すると、細胞からヒスタミンという神経伝達物質が放出され、かゆみを引き起こします。炎症が生じているのでニキビは赤くなり、腫れや膿が見られることもあります。
乾燥
炎症が起きていないニキビがかゆい場合は、乾燥が原因の可能性があります。皮膚が乾燥しているとバリア機能が衰えて、ちょっとした刺激にもかゆみを感じてしまうのです。また、化粧品や花粉などにアレルギー反応を起こしている可能性もあります。
ニキビがかゆいときの対処法は?
絶対にかきむしらない
かゆい場所をかくと気持ちよく、一時的にかゆみが減ったように感じます。しかしその刺激がヒスタミンの分泌を促してしまうので、結局またかゆくなって悪循環に陥ってしまいます。ニキビの炎症が悪化してニキビ跡ができやすくなる原因にもなりますので、決してかかないようにしましょう。
一時的に冷やす
ニキビがかゆくてどうしようもないときは、一時的に冷やすと効果的です。保冷剤を清潔なカーゼで包んだら、患部に当ててかゆみを落ち着かせましょう。
ただし、冷やしすぎると肌への負担となることがあります。かゆみが収まったら、冷却を速やかに終えましょう。
抗炎症作用のある化粧水を使ってパックをする
抗炎症作用のある化粧水を使ったローションパックは、冷却と保水、そして炎症を抑える3つの効果が期待できます。使用する化粧水は、サリチル酸やグリチルリチン酸2K配合の『ドクターシーラボ 薬用アクネレスローションEX』がお勧めです。パック後は『ドクターシーラボ 薬用アクネレスゲルEX』などを重ねて、水分の蒸発を防ぎましょう。
皮膚科を受診する
かゆみがくり返される場合は、ニキビ以外の皮膚炎が関係している可能性もあります。その場合、セルフでの対処には限界がありますので、早めに皮膚科を受診しましょう。医師のもとでニキビ治療を行うことで、迅速な改善が期待できます。
ニキビにかゆみが生じると、「症状が悪化していくのでは……?」と不安になってしまいますよね。その不安を解消するためにも、美容皮膚科での治療がお勧めです。正しい対処を選択し、キレイな肌を取り戻しましょう。