「家庭用脱毛器」は医療用と何が違うの? それぞれの特徴&効果
公開日:2019/11/07 / 最終更新日:2020/06/18
家庭用脱毛器はその手軽さから人気を博し、近年では精度も高まりつつあります。しかしクリニックで用いられる医療用脱毛器とは、仕組みにも性能にも大きな違いがあることをご存知でしょうか。それぞれの機器の特徴から、脱毛効果や費用の違いをご紹介します。
家庭用脱毛器の特徴・仕組み
家庭用脱毛器は、光やレーザーで毛根に一時的にダメージを与える機器です。一時的に毛がなくなりますが、毛根や毛母細胞が破壊されるわけではないので、時間が経てばまた毛が生えてきます。光やレーザーの出力は弱く誰でも取り扱えるため、家庭でも使うことができます。
医療用脱毛器の特徴・仕組み
医療用脱毛器は、毛根や毛母細胞を破壊するレーザーを照射することで、毛の再生を阻害する機器です。一度組織が破壊されれば、毛が生えてくることはありません。レーザーの出力が強いため家庭では使用できず、医療機関のみで取り扱われます。
家庭用脱毛器と医療用脱毛器の違い
ここからは、家庭用脱毛器と医療用脱毛器の具体的な違いについて見ていきましょう。
出力の違い
家庭用脱毛器には光方式とレーザー方式、医療用脱毛器にはレーザー方式がありますが、大きく違うのは、それぞれの出力です。脱毛器は光やレーザーの出力が高いほど、毛根や毛母細胞に大きなダメージを与えることができます。レーザー方式の家庭用脱毛器は最大でも20ジュール程度、対して医療用脱毛器は60ジュール程度まで出力を上げることができますので、パワーの違いは歴然といえるでしょう。
脱毛効果の違い
出力が違えば、おのずと脱毛効果にも違いがあります。家庭用脱毛器は出力が弱いため、永久脱毛の効果はありません。あくまでも毛の成長を抑える程度で、時間が経過して毛根が回復すれば、再び毛が生えてきます。対して医療用脱毛器はパワーが強いので、半永久的に毛を再生させない永久脱毛が可能です。
費用の違い
家庭用脱毛器にはさまざまな種類があり、本体価格も個々によって異なります。一度購入すれば長く使えますが故障した場合は、医療脱毛よりコストがかかってしまうこともあります。
一方、医療脱毛は1回の施術が高額ですが、信頼できるクリニックで行えば予定外の支出はほぼありません。アフターケアも万全で永久脱毛も可能ですので、家庭用脱毛器を購入・維持する費用や脱毛を続ける手間を考えれば、安心でお得といえるでしょう。
家庭用脱毛器は自宅にいながら脱毛ができる大変便利な機器ですが、性能や効果は医療用のほうが優れています。トータルコストなども考えたうえで、ライフスタイルに合った最適な脱毛を選ぶようにしましょう。