レーザー治療はニキビ跡の赤みにも効く!? 赤み改善のメカニズムとは
公開日:2019/04/01 / 最終更新日:2022/05/23
ニキビ跡の赤みが目立つと、すっぴんに自信が持てなくなったり、メイクをしても上手く隠せなかったりしてコンプレックスになってしまうものです。そのような目立つニキビ跡の赤みを消すには、レーザー治療が効果的です。
レーザー治療を受けるとどのようなメカニズムで赤みが改善されていくのか、詳しく見ていきましょう。
レーザー治療でニキビ跡の赤みが改善されるメカニズム
・血流を抑えて赤みを改善する
そもそもニキビ跡の赤みは、ニキビの炎症が悪化し、毛細血管が拡張することで現れます。炎症によって毛穴周辺の細胞が攻撃されると、傷ついた細胞を治すために毛細血管が増えて拡張するのです。すると、その毛細血管に流れる血液が、皮膚の表面から透けて見えるようになります。
レーザー治療は、そのような毛細血管に働きかけて、赤みを軽減する働きがあります。毛細血管を収縮・破壊することで血液の流れを抑え、元の明るい肌色を取り戻すことができるのです。
・皮膚細胞の生まれ変わりを促進する
レーザーで皮膚組織にダメージが加わると、その部分の細胞の生まれ変わりが活発になります。するとコラーゲンの生成が促されたり、肌のターンオーバーが促進されたりすることで、ニキビ跡の赤みを改善できます。レーザー治療では肌の奥深く、真皮や皮下組織にまでレーザーが届くため、このような効果が期待できるのです。そのため、ニキビ跡の改善だけでなく、毛穴の引き締めなどにも期待できます。
ニキビ跡の赤みを改善する施術の回数は?
以上のようにニキビ跡の赤みに効果的なレーザー治療ですが、施術を1回受けただけでは十分な効果が得られないこともあります。赤みの改善には、3回ほど施術を受けていただくのが一般的です。そして、施術を受けてから次の施術を受けるまでは、数週間ほど間隔を空ける必要があります。これはレーザー治療後、皮膚がしっかり再生してから次の治療を行う必要があるためです。
なお、回数や間隔については、治療に用いるレーザーの種類やニキビ跡の赤みの度合いによって変化します。どのようなレーザー治療が適しているかどうかについても個人差がありますので、具体的な回数や間隔については、ぜひお気軽にご相談ください。
以上、レーザー治療によってニキビ跡の赤みが改善されるメカニズムをご紹介しました。
ニキビ跡はセルフケアでなかなか改善できないという難点があります。
「何をしてもニキビ跡の赤みが消えない」「鏡を見る度に赤い顔に憂鬱になる」と悩んでいる方は、レーザー治療を検討してみてはいかがでしょうか。