秋に向けて要予習! 花粉による肌荒れ対策が大切な理由
公開日:2019/11/05 / 最終更新日:2020/06/21
秋になると、なんだか肌が荒れがちになる……という方は、秋花粉に原因があるかもしれません。9月になるとブタクサやヨモギなどの花粉の飛散が増えるため、花粉のせいで肌が荒れる人も少なくないのです。秋の肌を健やかに保つためにも、花粉による肌荒れ対策を知っておきましょう。
■花粉によって起こる症状はさまざま
花粉が肌に与えるダメージは人によってさまざまですが、主に乾燥やかゆみ、赤みが出る人が多いです。肌が露出している顔(特にまぶたの上)や首、デコルテなどに症状を感じるのが典型的なパターンです。
花粉によって皮膚炎のような症状が現れるケースは「花粉皮膚炎」と呼ばれています。
■対策をして肌を守ろう
夏に紫外線などでダメージを受けた肌は、バリア機能が低下していることがあります。そんな状態の肌は、秋花粉のダメージを受けやすくなってしまうのです。
・花粉を肌に触れさせない工夫を
メガネやマスクを使用して、花粉が肌に触れないようにしましょう。首やデコルテに症状が出るという方は、ストールなどを使うと効果的です。市販されている花粉をブロックするスプレーなどは、メガネやマスクと併用するのがお勧めです。
・低刺激のアイテムを使う
花粉の刺激を受けて敏感になっている肌に、基礎化粧品などでさらに刺激を与えるのは避けましょう。敏感肌の方でも使用できる、保湿力のあるタイプの化粧品を使うのがお勧めです。
基礎化粧品の中でも、特に気をつけていただきたいのが洗顔です。洗浄力の強い洗顔料を使ってゴシゴシと洗うと、肌のダメージが進んでしまう原因になります。洗顔料は低刺激のものをよく泡立ててなでるように洗い、流す時はぬるめのお湯を使うようにしましょう。
・保湿を大切に
洗顔の後はすぐ保湿をするようにしましょう。保湿をすることで肌のバリア機能を健やかに保つことができます。
たっぷりと化粧水を入れ込んだら、乳液やクリームなどで肌にフタをしてください。乳液を重ねるタイミングは、化粧水が肌になじみきってからです。まだ肌表面が化粧水で濡れている状態で乳液を塗ると、化粧水と乳液が混ざり合ってしまい、化粧水が肌に浸透しづらくなってしまいます。
化粧水や乳液も、低刺激のものを使うのがお勧めです。保湿を続けると肌のバリア機能が高まるので、花粉に抵抗する力も上がっていきます。
秋に花粉のせいで肌が荒れるという方は、花粉を肌に触れさせないことと、低刺激なケアを心掛けてみてください。保湿もしっかり行い、花粉に強い肌づくりを進めていきましょう。