ベタベタなのに乾燥中!? 梅雨に負けない肌づくり
公開日:2019/11/02 / 最終更新日:2020/06/21
湿気のせいで髪がうねったりメイクが崩れたり、何かと憂鬱な梅雨の時期ですが、この時期は肌の調子も下り坂になってしまいがちでしょう。この時期の肌は、外側はベタついているのに内側は乾燥した「インナードライ肌」になっていることが多いのです。
梅雨の時期、調子が悪い肌にはどのような対策を取るとよいのでしょうか。
■室内と室外の湿度差が激しいことがインナードライ肌を生む
日本はもともと湿気の多い国ですが、梅雨の時期の湿度は約80%もの高さになります。
湿度が高いとジメジメ・ベタベタとして不快指数が高まるため、室内では除湿をしたり冷房を入れたりすることも多いでしょう。しかし、エアコンの効いた部屋で長時間過ごしていると肌の乾燥が進んでしまいます。
一方で外に出ると湿度が高くジメジメするため、肌の表面がベタベタになるだけでなく、汗をかくことによってNMFという肌のうるおい成分が流れ出てしまいます。そのため、外側はベタベタなのに内側は乾燥しているインナードライ肌になってしまうのです。
インナードライ肌が進行すると肌荒れやシミ、シワなどを引き起こす原因にもなるので、しっかりと対策を取る必要があります。
・対策①:顔を洗いすぎない
梅雨の時期は肌のベタつきによる不快感から、洗顔の回数が増えてしまうという人も多いのではないでしょうか。しかし、何度も洗顔をすると必要な皮脂まで落としてしまい、肌内部の乾燥が進む原因になります。
肌のベタつきを感じる際は洗顔の回数を増やすのではなく、あぶらとり紙やティッシュなどでやさしく皮脂を取るのがお勧めです。
・対策②換気や加湿器で湿度を調整する
梅雨の時期はエアコンを使うことも多く室内は乾燥しがちです。そのため、いつも以上に加湿が重要になります。
デスクの上に加湿器を置いたり数時間に一回は窓を開けて換気したりするだけでも、室内の湿度を上げることができます。
■梅雨のインナードライ肌は保湿が肝心
インナードライ肌をリカバリーしたいときは、とにかく保湿をすることを心掛けましょう。
自分に合った化粧水を使うことと、顔全体に化粧水をくまなく行き渡らせることがポイントです。
大雑把にバシャバシャとつけるのではなく、まずは両頰と額に置いてから外側に向かって伸ばし、その後に眉頭下のくぼみや目頭、小鼻まわりと細かくわけて、化粧水を肌に押し込んでいくイメージでなじませましょう。
梅雨の時期はインナードライ肌になりやすく、肌の表面がベタついていても内部は乾燥している可能性もあります。しっかりと保湿をおこなって、ジメジメと憂鬱な時期もキレイな肌で過ごしましょう。