レーザー治療・エイジングエア専門の美容皮膚科シロノクリニック

どんなものがある? シミ治療に使われる処方薬の種類・効果

公開日:2019/11/01 / 最終更新日:2019/11/01

徳永 真理徳永 真理先生

どんなものがある? シミ治療に使われる処方薬の種類・効果

シミの治療には、レーザーやフォトフェイシャルなどの治療機器のほか、塗り薬や飲み薬を用いることもあります。シミ治療に使われる処方薬にはどのようなものがあるのか、得られる効果とあわせてご紹介します。

シミ治療に使われる処方薬 ①塗り薬(外用薬)

トレチノイン

トレチノインはビタミンA(レチノール)の誘導体で、肌のターンオーバーを活性化し、メラニン色素の排出を促す作用があります。コラーゲンの生成を高めて肌の再生を促すことから、シワやニキビの治療薬としても利用されています。アメリカではFDA(食品医薬品局)の認可を受けており、安全性の高い外用薬です。
なお、使い始めてすぐは皮が剥けて赤みやかゆみが現れることもあります。アレルギー反応ではなく薬の作用なので心配ありませんが、強い刺激を感じる場合は医師に相談してください。

ハイドロキノン

ハイドロキノンはメラニンの合成を阻害するとともに、メラニンを減少させる働きがあります。強い漂白作用を持っており、肌の再生を促すトレチノインを併用することで、シミの改善に高い効果を発揮します。メラニンを作らせない作用があるため、レーザー治療後の色素沈着を防ぐために用いられることもあります。ハイドロキノンが添加された化粧品も市販されていますが、化粧品には2%までの配合しか認められていません。それ以上の濃度のものは、医師の処方が必要になります。

シミ治療に使われる処方薬 ②飲み薬(内服薬)

トラネキサム酸

トラネキサム酸はアミノ酸の一種で、メラノサイトを活性化する「プラスミン」をブロックすることでメラニンの生成を抑えます。一般的なシミのほか、肝斑の治療に有効です。

ビタミンC(シナール)

ビタミンCはメラニンの生成を抑えるとともに、メラニンそのものを白く還元させる作用を持っているためシミの改善に欠かせません。美容皮膚科では、ビタミンC(アスコルビン酸)とパントテン酸を配合したシナールが処方されることが多くなっています。

L-システイン

L-システインもアミノ酸の一種で、ビタミンCと協力してシミを防いでくれます。肌のターンオーバーを正常化するため、メラニンの排出を助ける効果も期待できます。

美容皮膚科ではレーザーなどの治療機器と処方薬を併用した、質の高いシミ治療を受けることができます。皮膚の外側と内側からアプローチすることで、より透明感のある肌を取り戻します。頑固なシミにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

Profile このコラムは私が担当しました!

徳永 真理

徳永 真理先生とくなが まり

シロノクリニック銀座

「手術をしない美容医療によって、美しくすることができる」ところに魅力を感じて、美容皮膚科へ。注入箇所・量、デザインの精密な見極めが要求される、ボトックスやヒアルロン酸注入を得意としています。シロノクリニックのリーダー的存在、全治療のエキスパートです。

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