オバサン顔を引き起こす「目の下のたるみ」の原因4つ
公開日:2019/10/30 / 最終更新日:2020/06/19
目の下がたるむと一気に老けた印象になり、オバサン顔に一歩近づいてしまうもの。では、目の下のたるみはどのような原因で発生するのでしょうか。ハリのある目元を保つために、原因をしっかりチェックして予防に役立てましょう。
目の下のたるみの原因
眼輪筋の衰え
眼輪筋(がんりんきん)とは、目の周りに張り巡らされている筋肉のこと。この筋肉が衰えると、眼球を保護している眼窩脂肪(がんかしぼう)が支えきれなくなります。その脂肪が落ちてくることで目の下がふくらみ、たるみが生じやすくなってしまうのです。
普段から無表情で過ごすことが多い方は、眼輪筋とともに表情筋すべてが衰えやすいので注意が必要です。また、パソコンやスマホをよく使う方も自然とまばたきが減るため、眼輪筋が衰えやすい傾向にあります。
皮膚の衰え
皮膚そのものの衰えも、目の下のたるみの原因になります。肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンなどが減少することで、肌にハリがなくなり、たるみやすくなるのです。
なお、皮膚が衰える主な原因は加齢、紫外線、血行不良などです。紫外線の1種であるUVAは肌の奥深くまでダメージを与えて、たるみを引き起こします。日焼け止めを塗るのはもちろんのこと、日差しの強い場所ではUVカット加工のサングラスなどを利用するなど、徹底した紫外線対策を行いましょう。
眼精疲労
眼精疲労とたるみは、一見何の関係性もないように思えるかと思います。しかし疲労物質が蓄積すると筋肉が硬くなり、血行が悪くなります。その影響で皮膚が衰えると同時に老廃物が溜まって、たるみやすくなってしまうのです。
パソコン作業などで目を酷使しがちな方、蒸しタオルなどで目元を温めて疲れを緩和しましょう。なるべく目を休ませることも、目元のたるみ対策につながります。
過度のマッサージ
「たるみ対策のためにマッサージをしている」という方も少なくないでしょう。しかしマッサージのやり方を間違えると、かえって皮膚がたるむ原因になります。強い力で肌をこすると皮膚や皮下組織が傷つき、たるみやすくなってしまうのです。
特に目元は皮膚が薄く、ダメージを受けやすいのでクレンジングやスキンケアの最中も注意が必要です。マッサージはアイクリームなどの保湿剤を多めに塗り、力の入りにくい薬指で優しくタッチする程度にしましょう。
生活習慣を見直して、目の下のたるみを防ぎましょう
目の下のたるみは一度発生すると、なかなかセルフケアでは改善できません。たるみを引き起こす生活習慣をできるだけ避けて、若々しい目元を保っていきましょう。