シミ治療に用いる「フォトフェイシャル」と「レーザー」の違いとは
公開日:2019/10/28 / 最終更新日:2022/02/01
美容皮膚科でのシミ治療には、フォトフェイシャルなどの光治療や、レーザー治療が用いられます。フォトフェイシャルとレーザーには、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。より効率的なシミ治療を始めたい方に向けて、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
フォトフェイシャルのメリット・デメリット
メリット
フォトフェイシャルは、さまざまな波長の光を含んでいます。異なる複数の波長が働きかけるため、シミ、そばかす、小ジワ、ニキビ跡など、さまざまな肌トラブルの改善に効果があります。薄いシミにも有効で、肌の色をワントーン明るくする効果も期待できます。長い波長を用いれば真皮層にまで働きかけ、コラーゲンの増生を促すことも可能です。
デメリット
レーザーのように強い光は照射できないため、シミに対する即効性はレーザーに劣ります。回数を必要とするので、通う期間もおのずと長くなります。
レーザーのメリット・デメリット
メリット
シミ治療に用いられるレーザーは、特定の単一波長でメラニンをしっかり破壊します。即効性と確実性に優れているため、気になるシミやあざをピンポイントで改善したい方に効果的です。
デメリット
フォトフェイシャルに比べると痛みがあるのが特徴です。照射した部位は軽いやけどのような状態になり、後にかさぶたになります。また、シミ治療に用いるレーザーはメラニンを破壊するだけなので、複数の症状に対応することはできません。
フォトフェイシャルとレーザー、それぞれ適しているのは?
複数の悩みがあるならフォトフェイシャルを
シミ、そばかす、小ジワ、ニキビ跡など、さまざまな肌トラブルを抱えている方にはフォトフェイシャルがお勧めです。シミを薄くしながら、他の症状も同時に改善することができます。顔全体のキメを細かくしたい方、化粧ノリを良くしたい方にも効果的です。
シミを消したいだけならレーザーを
シミだけをピンポイントに消したい方には、レーザーが適しています。大きく目立つシミでも、1度の治療で取り除くことができます。ただしレーザーを照射した部位は、施術後10日~2週間ほどメイクを休む必要があります。顔のシミにレーザー治療を施す場合は、計画を立てたうえで受けられることをお勧めします。
フォトフェイシャルは幅広い悩みに、レーザーはシミにピンポイントに効果を発揮します。理想的な肌を手に入れるために、目的に合わせた治療を選ぶようにしましょう。