化粧品選びの参考に! ほうれい線対策に効果的な美容成分4つ
公開日:2019/10/28 / 最終更新日:2019/10/28
ほうれい線を防ぐためには、化粧品でのケアが必要不可欠です。では、どのような成分が含まれた化粧品がほうれい線対策に有効なのでしょうか。肌のハリを保つために欠かせない美容成分を、理由とあわせて詳しくご紹介します。
ほうれい線対策に効果的な美容成分は?
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、非常に優れた水分保持力のある成分です。わずか1mgのヒアルロン酸で、なんと6Lもの水分を保持できるといわれています。皮膚の真皮層にも多く存在し、コラーゲンやエラスチンの隙間を埋めることでハリのある肌を保ってくれています。
そんなヒアルロン酸は保湿成分として、多くの化粧品に配合されています。化粧品のヒアルロン酸は分子が大きいため、肌の奥にまでは届きません。しかし肌表面で水分を抱え込み、角質層の水分の蒸発を防いでくれるので、ほうれい線の予防に効果的です。特に乾燥が気になる方は、ヒアルロン酸配合の化粧品を使うことをお勧めします。
コラーゲン
すでにみなさんがご存知の通り、コラーゲンは肌の弾力を保つために欠かせない成分です。真皮層の約7割はコラーゲンで作られているため、減少するとシワやほうれい線が深くなってしまいます。
ただしコラーゲンも、分子が大きいものは肌の奥まで浸透させられません。効率よくシワやほうれい線予防につなげたいなら、低分子化されたコラーゲン配合の化粧品を選ぶと良いでしょう。低分子化されたコラーゲンは角質層の奥にまで浸透し、肌を柔らかく保つ効果が期待できます。
エラスチン
エラスチンも肌の真皮層に存在する成分です。その量は真皮層のわずか2%ほどですが、コラーゲンを支えることで肌の弾力を保っています。エラスチンが減少すると、たとえコラーゲンが大量にあっても肌のハリを保てなくなるのです。
そのようなエラスチンも保湿性に優れていて、多くの化粧品に利用されています。真皮層には届きませんが、肌表面の水分を保持しシワやほうれい線を防いでくれます。
セラミド
セラミドは角質層の細胞の間を埋めることで、肌のバリア機能を保っています。セラミドが減少すると肌が乾燥し、カサつきや炎症などを招くことに。ほうれい線を防ぐためには健やかな肌を保つことも重要ですから、セラミド配合の化粧品を積極的に使いましょう。敏感肌やゆらぎ肌の予防にも効果的です。
美容成分を補ってハリのある肌に
以上、ほうれい線に効果的な美容成分をご紹介しました。クリニックではヒアルロン酸やコラーゲンを、注射で皮膚に注入することも可能です。化粧品でのケアに限界を感じているなら、美容医療によるほうれい線治療も視野に入れてみましょう。