効き目あり? ニキビパッチのメリットとデメリット
公開日:2019/10/20 / 最終更新日:2022/02/01
ストレスや食生活の乱れなどで発生するニキビ。大人になっても悩まされる美肌の大敵です。自宅で手軽にニキビケアができると話題のニキビパッチには、どのような効果があるのでしょうか? ニキビパッチの種類や効果、メリットからデメリットまで詳しくご紹介します。
ニキビパッチとは?
ニキビパッチとは、ニキビに直接貼るシール型のアイテムです。炎症を抑えることを目的にしたものと、患部の保護を目的にしたものがあります。それぞれの特徴は以下のとおりです。
炎症を抑えるタイプ
抗炎症作用のある「β-グリチル酸」や、殺菌効果がある「イソプロピルメチルフェノール」などが配合されています。ニキビの赤味を抑えて、肌を衛生的に保つ効果が期待できます。
患部を保護するタイプ
患部を外の刺激から守り、有効成分は配合されていません。膿などの分泌物を吸収するので、寝具や服などへの付着を防ぐという役割もあります。
ニキビパッチのメリット
雑菌から保護する
汚れた手で触れたり髪がかかったりすると、ニキビが悪化しやすくなります。特に寝ているときは無意識に触りがちです。ニキビパッチは外部の刺激から患部を守る効果があります。
メイクができる
化粧品はニキビに刺激を与えるので、ニキビができている部分はメイクを避けなくてはなりません。しかし、ニキビパッチを貼った上からであれば通常どおりのメイクが可能です。透明や肌色などの目立ちにくいものや、サイズの小さい商品もあります。
ニキビパッチのデメリット
白ニキビや黒ニキビには効果があまりない
ニキビパッチの主な作用は、患部を保護して炎症を抑えることです。それゆえに、炎症を起こしていない状態のニキビにはほとんど効果がありません。また、症状によってはニキビパッチを貼ることでニキビが悪化する可能性もあります。
治療効果は薄い
有効成分が配合されていないタイプは、外部からの刺激を防ぐことのみを目的としているので治療効果はありません。また有効成分を含むタイプであっても、あくまで炎症を抑えるだけなので即効性はあまり期待できないでしょう。
知らず知らずに触ることで悪化することの多いニキビ。雑菌との接触を防いでくれるニキビパッチは患部を守るためには効果的です。しかし、治療効果が薄い点が気になりますよね。効率の良いニキビ治療を望むのであれば、美容皮膚科がお勧めです。ニキビの原因となるアクネ菌自体を死滅させる治療や、再発しにくい治療を提供します。ニキビをキレイに改善したい方は美容皮膚科も検討してみましょう。