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まだまだ寒い…… 正しい「温活」で冷え性改善!

公開日:2019/12/10 / 最終更新日:2022/05/11

江馬 潤江馬 潤医局長

まだまだ寒い…… 正しい「温活」で冷え性改善!

寒い日が続いていますが、冬はまだまだこれから寒くなります。1月2月は1年で一番寒いと言われている時期です。外だけでなく、家の中やオフィスでも冷えを感じていませんか? 暖房が効いている屋内でも冷えを感じるほど寒いのであれば、それは冷え性のせいかもしれません。
冷えは万病の敵と言われていて、放置しておくと様々なトラブルの原因となる可能性があるので、これを機会に冷え性を改善してみましょう。
今回は、冷えを改善する「温活」について説明します。

■理想的な平熱は36.5度以上

冷えの大きな原因は血行不良です。血液が末端まで十分に行き届かないため、手足が冷えてしまうのです。理想的な平熱は36.5度以上と言われていて、それ以下になると手足が冷えて辛いだけでなく、抵抗力が落ちて風邪や病気になりやすくなると指摘されています。
体温が正常でも、夏でも手足が冷たかったりお腹を触るとひんやりしたりしている方は、冷え性の可能性があるでしょう。

■温活の基本は筋トレとウォーキング

体中に血液を送り出すのは心臓だけではありません。筋肉も、血液を送り出す働きがあります。なので、週に2回から3回の筋トレを欠かさないようにしましょう。
筋トレといえば手軽にできる腹筋が思い浮かぶかもしれませんが、全身の筋肉の70%は下半身に集中していますので、まずは下半身の筋肉を鍛えるのが効果的です。
足の筋肉をトレーニングしながら、腹筋も鍛えられるのがスクワット。効率よく筋肉を作るためには、ゆっくりスクワットを行うことがお勧めです。ゆっくりとスクワットすることで負荷がかかり、短時間でトレーニングできます。週に3回、たった10回やるだけでも効果があります。

■寒いからこそウォーキングでちょっとだけ有酸素運動

体は動かしてこそ熱を発します。筋トレで筋肉を増やすと同時に、日常生活に有酸素運動を取り入れるようにましょう。ただ、毎日長時間の運動の時間を作るなど、無理をしすぎると生活に負荷がかかり、疲れて長続きしません。
1駅だけ歩く、エスカレーターには乗らないなど、ちょっとだけ歩くようにするだけでも、体がぽかぽかと温まるようになります。

■体温が上がれば痩せやすい体になって一石二鳥

体温が低く身体が冷えている状態は、抵抗力が弱まるだけでなく基礎代謝が低いため痩せにくいという弊害もあります。温活を続けて平常な体温に戻れば、ダイエットの効果が出やすく太りづらい体質に変わることも不可能ではないので、ぜひ毎日温活を続けましょう。

Profile このコラムは私が担当しました!

江馬 潤

江馬 潤医局長えま じゅん

シロノクリニック恵比寿

内科研修を経て、美容皮膚科に携わる。患者さまお一人おひとりの気持ちに寄り添い、丁寧に対応するよう心掛けています。人生を楽しく過ごせるよう、一人でも多くの方のお悩みを全力でサポートします。

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