お鍋に欠かせない「春菊」に秘められた美容効果
公開日:2019/10/19 / 最終更新日:2019/10/19
春菊の旬は、まさにお鍋がおいしい11月から2月にかけてです。独特の香りと歯ざわりが特徴で、好き嫌いが別れる食材でも知られています。しかし春菊には女性の美容を支える栄養が豊富に含まれているため、食べなくてはもったいないのです。
女性らしい美しさや若々しさを維持するために、春菊の美容効果と効果的な食べ方をご紹介します。
春菊の美容効果
美肌効果
春菊にはコラーゲンの生成を助けるビタミンC、皮膚の新陳代謝を促すβカロテン、酸化による老化を防ぐビタミンEが含まれています。これらの栄養素は、ハリのある若々しい肌を保つために役立ちます。ビタミンCにはメラニンの生成を抑える効果もあるため、シミやそばかす対策にも効果的です。
ダイエット効果
春菊はダイエットにも役立ちます。レタスの約3倍もの不溶性食物繊維が含まれているため、腹持ちが良く、食べ過ぎを防ぐことができるのです。また、糖質や脂質の代謝を助けるビタミンB群や、コレステロールの吸収を抑えるポリフェノールの一種ルテオリンも、脂肪の蓄積を防いでくれます。
貧血予防効果
春菊には、造血作用のある鉄分やマンガン、赤血球の細胞の形成を助ける葉酸が含まれているため、貧血予防に効果的です。十分な血液を作ることで、健康や美容に欠かせない栄養素が全身に行き渡りやすくなります。
春菊の美容効果を活かす食べ方
茎まで丸ごと食べる
春菊というと葉の部分だけを食べるイメージがありますが、茎にも栄養がたくさん含まれています。茎も捨てずに一緒に調理して食べるようにしましょう。
油と一緒に摂る
美肌効果のあるβカロテンは、油と一緒に摂ると吸収率が高まります。天ぷらやソテーのほか、オイル入りのドレッシングをかけたサラダもお勧めです。サラダの場合、生でもOKですが、新鮮なものをよく洗ってから使いましょう。
茹でるときは汁まで飲む
春菊を茹でて調理すると、栄養が茹で汁に溶け出します。スープや鍋に活用するときは、できるだけ茹で汁も一緒に飲んで、美容効果を逃さないようにしましょう。
なお、おひたしにするときは、固い根元を先に茹でて葉はサッと茹でる程度にしましょう。こうすることで栄養の流出を防ぐとともに、春菊特有の香りや食感を残すことができます。
春菊というと鍋だけに使う食材というイメージがありますが、実はサラダ、おひたし、天ぷらなど、さまざまな調理法でおいしく食べることができます。女性に嬉しい栄養素がたくさん詰まった優秀な食材ですので、これからは積極的に活用してみましょう。