近ごろ話題の「ビタミンP」に期待できる美容効果
公開日:2019/10/16 / 最終更新日:2019/10/16
美容に良いビタミンといえばビタミンCやビタミンEが有名ですが、最近では「ビタミンP」も注目されています。ビタミンPは血管を強化することで、女性の美容に嬉しい効果をもたらしてくれる成分です。
具体的にどのような効果が期待できるのか、ビタミンPの特徴や働きとあわせてご紹介します。
ビタミンPとは
近年各メディアなどで注目を集めているビタミンPですが、実はビタミンではなく、ビタミンと似たような働きをするポリフェノール「ヘスペリジン」「ルチン」「ケルセチン」などの総称です。柑橘類の薄皮やそばなどに多く含まれ、血管の健康を保つ働きがあります。水溶性で体に蓄積されないため、多く摂っても過剰症になる心配はなく、副作用もないといわれています。
ビタミンPの美容に嬉しい効果
ビタミンCの働きを助ける
ビタミンPは、壊れやすいビタミンCを安定化させる働きがあります。ビタミンCが持つ美肌効果や、メラニンの生成を抑制する効果を助けることができるため、女性の美容に役立ちます。
毛細血管を強化する
毛細血管には、体のすみずみまで栄養や酸素を届ける役割があります。ビタミンPは、その毛細血管を強化するため、美しい肌や健康な体を保つ効果が期待できます。また、血流を改善するため、冷えの予防にも効果的です。
むくみを予防する
運動不足や冷えによって血液の流れが悪くなると、むくみが起きやすくなります。ビタミンPには血流をスムーズにする働きがあるため、むくみの予防にも役立ちます。
活性酸素を除去する
活性酸素は、細菌やウイルスなどから私たちの体を守ってくれますが、増えすぎると健康な細胞にまでダメージを与え、老化を引き起こしてしまいます。ビタミンPにはそんな活性酸素を除去する働きがあるため、若々しさを保ちたい方にも最適です。
クマ・くすみを防ぐ
ビタミンPは、血行不良によるクマやくすみの予防にも効果があるといわれています。目の周りの血流が良くなることで、明るい目元に整えることができるのです。
血中脂肪を抑える
血中脂肪が増えると悪玉コレステロールが増えて、動脈硬化や心臓病の原因になります。ビタミンPには中性脂肪を低減させる働きがあるため、これらの病気を防ぎ、健康を保つ手助けをしてくれます。
ビタミンPは美肌を保ちたい人、血管を若々しく保ちたい人に適した栄養素です。「体や肌の調子がどことなく悪い……」と悩んでいるなら、ビタミンPを意識的に摂ってみてはいかがでしょうか。