医療レーザー脱毛とは②
公開日:2016/06/19 / 最終更新日:2020/12/23
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違いは脱毛機器のパワー
医療脱毛とエステ脱毛の最も大きな違いは、脱毛機器の照射パワーの差です。
クリニックなどの医療機関では、施術中に皮膚トラブルが起きても、医師による適切な対応が可能という判断のもとに、厚生労働省より使用を許可されているため、医療脱毛ではエステ脱毛よりも照射パワーの強い機器を使用することができます。
パワーの強い機器はその分脱毛効果も高いため、短期間での脱毛が可能です。その分痛みも強いのでは?と心配されるかたや痛みに弱いかたには、麻酔クリームを使用する配慮もされています。
一方、エステ脱毛はパワーの強い機器が使用できないぶん、痛みは医療脱毛に比べて少ないことが特徴として挙げられます。しかし、照射パワーが弱い分、脱毛効果も低くなるため、回数が多くなり期間も長くなる傾向があります。
料金に違いはあるの?
医療脱毛はエステ脱毛に比べ、費用が高い現実にあります。
エステ脱毛の場合、価格競争などから料金設定が低下している傾向があり、中には1回数百円というサロンも多くみられます。しかし、回数が多くなったり、使用する機器によっては思うように効果が現れないなど、満足のいく脱毛にたどり着くまでには想像以上に高い出費になってしまうことや、場合によっては、総額が医療脱毛を上回ることもあります。
無資格者でも施術できるエステ脱毛に対し、医療脱毛は医師や看護師が施術するため、高額であっても、より安全面に配慮されているという点は、施術を受ける側には大きなメリットです。
それぞれの対応部位は?
それぞれの対応部位に大きな差はありませんが、脱毛効果について「使用する機器の照射力」による違いが生じます。 毛が細く産毛であるほど、効果を出すには強いパワーが必要です。エステで使用する機器の照射力は医療用に比べ、微弱であるため、十分な効果を実感できない可能性もあります。
脱毛経験者の中には「脇汗が増した」と感じる場合もありますが、それはエステ脱毛の弱い照射によって汗腺が中途半端に刺激され、一時的な温熱効果が汗を引き起こしているためです。医療脱毛は、発毛組織とともに汗腺のひとつアポクリン汗腺を破壊するため、汗が増えることもなく、軽度のワキガにも効果があります。
それぞれに特色がある医療脱毛とエステ脱毛は、料金やサービスだけに惑わされずに、施術内容や効果をよく見極めることが大切です。