ちょっとした打ち身がすぐあざに…
公開日:2016/08/12 / 最終更新日:2020/12/18
この記事の目次
- 放置してはいけない青あざ
- 青あざに潜む、危険な病気とは?
- 危険な青あざを発見するためのチェックリスト
- 異常な青あざを見つけたら?
放置してはいけない青あざ
一見何の変哲もないと思われるような青あざの中には、ある病気に罹患した場合の重要なシグナルが隠されている可能性があることをご存知でしょうか? 「いつの間にか、身体が青あざだらけ…」「ほんの少しぶつけただけと思っていたら、大きな青あざになっていた…」身体にこのような兆候がみられる場合には要注意です。
今回は、放置してはいけないあざの特性や病気に関する情報をご紹介します。
青あざに潜む、危険な病気とは?
打ち身によって内出血を起こし青あざになったとしても、健康体ならすぐに毛細血管の出血が止まり、自然にあざが消えていきます。
しかし、「血液のガン」と呼ばれる白血病に罹患した場合、血管を修復する機能が低下してしまうため、小さな刺激でも青あざができ、なかなか治らないのです。
危険な青あざを発見するためのチェックリスト
通常の青あざと、白血病による青あざを見分けるためのチェックリストをご紹介します。気になる青あざがある方はチェックしてみましょう。
- ・あざの青色が濃く、くっきりと皮膚に浮かび上がっている
- ・できてしまった青あざが、時間を経過しても治らない
- ・頻繁に打ち身を経験したわけではないのに、いくつもの青あざができてしまう
- ・青あざを押してみても痛みを感じない
- ・風邪のような症状が続いている・身体にだるさを感じる
当てはまる項目が多いほど、白血病が原因で青あざが生じている可能性が高くなります。半分以上の項目に該当した場合には、早期に医療機関を受診しましょう。
異常な青あざを見つけたら?
異常な青あざや、チェックリストでご紹介した項目のような自覚症状がある場合には、すぐに医療機関で検査を受けましょう。
2014年時点で、成人急性白血病の場合80%が寛解するとされています。気になる青あざがあるなら、一人で悩まず、家族に相談しましょう。できるだけ早く医療機関を受診し、検査や治療を受けることが症状緩和や病気の寛解が望めます。