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シミ消しに有効な化粧品を選ぶコツ

公開日:2016/11/08 / 最終更新日:2020/12/18

城野 親徳城野 親徳総院長

シミ消しに有効な化粧品を選ぶコツ

この記事の目次

  • シミを消すのは困難?
  • 効果的な化粧品とは
  • シミ用の化粧品を使う際の注意点

シミを消すのは困難?

シミは絶対に消えないものではありませんが、シミ消しのためのケアをすればすぐに効果が現れるというものでもありません。根気よくケアを続けていくことが必要となります。
そもそもシミとは、何が要因となっているのでしょうか。それは紫外線によって生まれたメラニンとターンオーバーが関係しています。ターンオーバーとは、肌の新陳代謝のことをいい、あるサイクルで表皮が徐々に細胞分裂をして新しい肌へと生まれ変わり、古い細胞がアカとして押し出されます。メラニンも本来は紫外線から肌を守るために作られるものですが、このターンオーバーの働きが遅くなってしまうと、メラニンが排出されずに溜まってしまい、これがシミへと変化してしまうのです。シミを予防するには紫外線をなるべく浴びない、生活習慣を改善し、ターンオーバーを整える、などの方法が有効的です。
では、一度できてしまったシミはどのようなケアが効果的なのでしょうか。シミ消しに有効な化粧品をご紹介していきます。

効果的な化粧品とは

シミ消しに有効な化粧品は、美白化粧品です。肝斑や、老人性色素斑、炎症性色素沈着などのシミには効果が期待できます。美白化粧品を使っても効果がないと感じる人は、シミの種類が違う場合がありますので、きちんと自分のシミの種類を確認して対策をしましょう。
美白化粧品にも色々ありますが、ハイドロキノンの入っている化粧品は、美白効果が高いと言われています。ハイドロキノンは強力な漂白剤のようなもので、主に皮膚科で処方される美白用薬品です。
近年は市販の化粧品にも配合されているので、比較的簡単に手に入れることができます。他には、肌の代謝を促すビタミンAやビタミンCが含まれている化粧品ですとシミを消す効果が高まります。また、シミの原因であるメラニンをブロックしてくれる化粧品や、保湿効果が高い化粧品もシミ消しに効果的です。

シミ用の化粧品を使う際の注意点

シミ消しに効果が期待できるハイドロキノンは、効果も高い薬剤であるため、肌の弱い人は炎症をおこす可能性があります。肌の弱い人は市販のものを使うよりも、皮膚科で診断を受けてから購入した方が良いでしょう。また、漂白効果が非常に高いためにシミ以外の部分にシミ消しと同じ効果を与えてしまうこともあります。
こうしてできたものを白斑といい、皮膚から色が白く抜けた状態のことを言います。白斑は、塗りすぎや誤った使用方法により起こることがありますので、慎重に使いましょう。塗る場所はシミのあるところのみです。シミのある場所に限定して使うことで白斑を防ぐことが出来ますので、ケアをする際には気をつけて使いましょう。

Profile このコラムは私が担当しました!

城野 親徳

城野 親徳総院長しろのよしのり

シロノクリニック恵比寿

皮膚科領域のレーザー治療について、国内屈指の症例数を持つ、美容レーザーのパイオニア。 ドクターズコスメを開発・提供する株式会社ドクターシーラボ創設者・名誉会長・商品開発顧問でもあります。

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