欲張りなあなたにお勧め! 甘酒で美肌もダイエットも叶う?
公開日:2019/06/14 / 最終更新日:2022/05/20
甘酒は「飲む点滴」といわれるほど栄養価が高く、ここ数年、健康や美容、ダイエットにも効果を期待できるとして女性から注目を集めています。また、夏バテ気味の体を元気づける滋養強壮剤として摂り入れるのも効果的です。
今回は甘酒に含まれる成分や効果を中心に、甘酒の魅力を見てみましょう。
甘酒の種類と栄養成分
甘酒には酒粕からできたものと米こうじからできたものがあります。作り方や成分の違いなど、それぞれに特徴があるため、まずは両方の甘酒を飲み比べてみるのがお勧めです。
・2種類の甘酒とその特徴
酒粕が原料の甘酒は、酒粕を水で溶かし、砂糖を加えて煮込むだけで簡単に作ることができます。酒粕にはアルコールが含まれますが、煮込んでいるうちにアルコールのほとんどが飛んでしまうため、口にしたときに感じるのはアルコールのほのかな香り程度です。とはいえ、アルコール0%ではないため、お子さまや妊娠中の方は酒粕由来の甘酒を避けたほうが良いでしょう。
一方、米こうじからできる甘酒は米こうじと米、水を約60℃で10時間以上温め発酵して作られます。酒粕との違いはアルコールを含んでいない点です。また、こうじ独特の優しい甘みを感じられるため、砂糖を加える必要がなくダイエット中の方も気兼ねなくいただくことができます。
・美肌へ近づける豊富な栄養素
甘酒は栄養成分が豊富な飲み物として知られていますが、特に米こうじの甘酒は「飲む点滴」といわれるほど魅力的な成分が多く含まれています。ビタミンB群や葉酸、ブドウ糖、アミノ酸やミネラルなどは栄養剤として用いられる点滴と同じ成分のため、疲労の回復や夏バテの予防に適しています。
また、オリゴ糖や食物繊維によって腸内環境が整えられるため、便秘解消や予防にも効果的です。米こうじが発酵する過程で発生するコウジ酸はシミの元となるメラニンの生成を抑えてくれるため、美肌を目指す方にもお勧めです。
さまざまなアレンジで楽しもう
甘酒はそのままいただいてももちろんおいしいですが、ちょっとしたアレンジを加えることで味わいに幅を持たせ、飽きずに摂り入れることができます。
お勧めは豆乳と組み合わせる方法です。植物性タンパク質を多く含む豆乳とあわせることで、ダイエット中でもしっかりとタンパク質を摂取し、筋肉量が減るのを防いでくれます。
また味噌汁やドレッシングをはじめ、普段の料理に使用する砂糖を甘酒で代用すれば、より気軽に甘酒を摂り入れられます。
デザート感覚で楽しみたい方は、パイナップルやバナナなどのフルーツと組み合わせると良いでしょう。
甘酒は栄養成分の豊富さや腹持ちの良さ、アレンジのしやすさなど、ダイエットと美肌の両方を目指す方の強い味方となる飲料です。
家でも簡単に作ることができるので、ぜひ気軽に摂り入れてみてください。