■目元のたるみやシワの原因は？

・血行不良と乾燥

目の疲れは、目の周りの筋肉を緊張させ血行不良につながり、栄養が行き届かなくなります。
また目元の肌は、顔の他の部分に比べて極端に薄く保湿しても水分が蒸発しやすいため、年を重ねることでヒアルロン酸やセラミドが減り、余計に乾燥が進行しがちです。
肌細胞に水分や油分が足りないと、内側から皮膚を支えることができなくなり、下垂して凹凸が出現します。 これが影になると、クマのように色が濃く見えてしまい、老けた印象を与えてしまうのです。

・加齢による肌弾力低下

肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンなどは、年齢とともに減少します。
また、加齢により目の周りの脂肪が目の下に降りてくるようになると、ハリのない肌がそれらの脂肪を支えきれずにぷっくりと膨らみ、大きなたるみとなります。 これに弾力低下で皮膚が伸びやすくなることが重なって、余計にたるみやシワが目立つようになるのです。

■アイクリームの役割と効果とは

アイクリームの役割は、目元に十分な保湿成分や栄養を補給することです。
そのため顔全体に塗るクリームよりも栄養分が多く、保湿力が高い成分を多く含んでいます。 アイクリームはピンポイントで濃厚な成分を届けることができるので、アンチエイジング効果が高く、たるみやシワを未然に防ぎ、出来てしまったものを改善に導く効果があります。

肌弾力の衰えにはコエンザイムQ10やシワを改善するとして話題のレチノール、アスタキサンチンなどの成分、肌の乾燥や血行不良による青クマが目立つ人はヒアルロン酸などの成分が配合されたものがお勧めです。
コラーゲンを増やす働きのあるFGF（線維芽細胞成長因子）が含まれているものは、目元にハリをもたらしてくれるので、内側からふっくらとしてたるみやシワの解消を期待できます。
塗り方のポイントは目の下だけではなく、同じように皮膚の薄いまぶたにも塗ってあげること。肌をこすらないように、指の腹でクリームだけを滑らせるようにして優しく伸ばしましょう。 毎日継続して塗り続け、アイクリームを使ったケアを習慣化することで、アンチエイジングに役立ちます。

目元のたるみやシワは、加齢に伴うエイジング現象として避けられないことですが、アイクリームを使うことで進行を遅らせたり、改善したりすることは可能です。
スキンケアの仕上げにアイクリームを取り入れて、若々しい印象の目元をキープしましょう。