■間違ったマッサージが肌老化を引き起こすのはなぜ？

・肌を摩擦しすぎている

肌が乾燥している時は、バリア機能が低下していてダメージに弱い状態です。
クリームやオイルなどを使用せずに直接肌をこすると、大きな負担がかかります。 肌を摩擦すると表皮が傷つき、赤みやひりつきの原因になります。また、ダメージを受けた肌の奥ではメラニン色素が作られ、シミができてしまう可能性もあります。

・力の入れすぎ

美しくなりたいと願えば願うほど力を込めてマッサージしてしまいがちですが、これも良くありません。特に目の周りや口元の皮膚は薄いので、強い力を入れてマッサージをすると内出血を起こす可能性があります。
あまりピンポイントで強い力をこめず、物足りないのではないかと思うほどでも血行やリンパの流れは改善します。

■肌を痛めない効果的な顔マッサージとは

美肌のためには、正しい方法でマッサージを行う必要があります。
まずは顔をしっかりと保湿し、クリームやオイルなどを塗って肌を摩擦しないようにしましょう。

【顔マッサージ】

リンパに沿って肌の表面をなでたりつまんだりするようにしながら老廃物を流し、すっきりとむくみをとることが効果的です。
こめかみのあたりや耳の下には多くのリンパ節があるので、顔の中心からゆっくりと外側になでるように肌の上で指を滑らせましょう。

【頭皮マッサージ】

頭皮のマッサージもアンチエイジングに効果的です。
頭と顔の皮膚は一枚でつながっており、頭皮をマッサージすることで顔のたるみも引き上げられます。この時、頭皮を傷つけないよう指の腹を使い、ゆっくりと円を描くように行うと効果的です。
顔の皮膚を直接触ることなくマッサージできるので、季節の変わり目や生理前など、肌のコンディションがあまり良くない時には特にお勧めです。 頭皮の血行が良くなると自然と顔の血色が良くなり、代謝が上がってむくみが取れやすくなります。

顔のマッサージは正しい方法で行うことで、血行や代謝が良くなって顔色が良くなる、肌がキレイになるなど、プラスの効果が現れるのを期待できます。
ただしセルフケアには限界があるので、時には美容クリニックやエステで定期的にプロのケアを受けることもお勧めです。
毎日のスキンケアにマッサージを取り入れて、美肌を目指しましょう。