手先、足先の冷えに効く代謝アップのための心掛け
公開日:2019/11/01 / 最終更新日:2022/05/19
気温が下がってくると気になるのが、手先や足先の冷え。
日中はもちろん、お風呂に入った後すぐに身体が冷えてしまい、夜も眠れないほどつらく感じる人もいるほど、末端の「冷え」は秋冬の深刻な悩みの一つです。
しかし、日常から代謝アップを心掛けて行動することで、冷えの症状を徐々に改善することができます。
今回は、毎日の生活の中で簡単に実践できるポイントをご紹介します。
■末端冷え性の原因とは?
・筋肉量や代謝の衰え
筋肉は血流を良くするためのポンプのような役割を担いますが、筋肉が少ないとこのポンプ機能もうまく働きません。
血液は生きていくために必要な内臓に優先して届けられるため、筋肉が少ないと足先や手先などの末端には届きにくく、冷えを感じやすくなります。 女性の体は脂肪が多く筋肉が少ないため、男性に比べて冷えを感じやすいです。また年を重ねると、自然と体の筋肉量が減少するため代謝も衰えてしまい、冷えを引き起こしてしましいます。
・血管の老化
血管は、見た目が老いていくことと同じように、年齢と共に老化していきます。血管が弾力性を失い、壁が硬くなることで血流が悪くなるため、血行不良を起こすようになります。
またストレスや寝不足、不規則な生活習慣や乱れた食生活が自律神経の働きを乱すことも、血行を悪くする原因です。 例えばストレスを感じた時に、背筋が寒くなったり末端が急激に冷えるのを感じたりするのは、自律神経が乱れて血管が収縮している証拠です。
・女性ホルモンのアンバランス
自律神経の乱れは、女性ホルモンのバランスに悪影響を与えます。
女性は生理があるため、1か月の間でホルモンバランスが大きく変わりますが、ここに心理的ストレスや寒さなどの環境ストレスが加わると、ますます乱れやすくなります。 また40歳を超えると、早い人では更年期の症状が現れる人もいることから、血行不良などのトラブルを起こしやすくなります。
■冷え改善のために実践したい心掛けとは?
冷え性改善のためには、筋肉量を増やすことが近道です。
筋肉量を増やすと言っても、あまりハードな運動を自分に課すと続かないので、例えば毎日なるべく歩くようにする、立っている間はつま先立ちをキープするなど、思いついた時にすぐにできることを実践してみましょう。
ダイエット中だからといって極端に食事量を減らす人がいますが、血液の量が少なくなったり代謝が落ちたりする原因となるので、しっかりと食べることを心掛け、睡眠を十分に取るようにしましょう。
そうすることで自律神経の働きや女性ホルモンのバランスが整い、冷え性改善を期待することができます。 ゆったりお風呂に浸かったり、お気に入りのアロマに包まれながらリラックスして過ごしたりするなど、うまくストレスを発散する方法を見つけることも大切です。
女性がもともと冷えやすい身体であることや、加齢の影響、日々多くのストレスにさらされながら生活する中で、冷えについての悩みを抱える人はとても多くいます。しかし、冷えは日常の簡単な心掛け次第で徐々に改善していくことが可能です。
ぜひご紹介した内容を参考にして、秋冬の寒さを乗り切りましょう。