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妊娠中にできたシミは「妊娠性肝斑」かも? 発生の原因と対策方法

公開日:2019/04/21 / 最終更新日:2022/05/23

大野 由実大野 由実先生

妊娠中にできたシミは「妊娠性肝斑」かも? 発生の原因と対策方法

妊娠中には体や肌にさまざまな変化が現れますが、その1つに「妊娠性肝斑」が挙げられます。気苦労が多く、体調の変化も大きい妊娠中にシミまで増えると、気が重くなってしまいますよね。
妊娠性肝斑を防ぐためにはどのように対策をすればいいのか、原因とともにチェックしてみましょう。

妊娠中に、妊娠性肝斑ができる原因とは?

妊娠性肝斑は、妊娠中に増える女性ホルモンの影響によって発生するといわれています。
女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類がありますが、後者のプロゲステロンにはメラニンの生成を活発にする作用があるため、肝斑もできやすくなってしまうのです。

妊娠性肝斑の特徴とは?

妊娠性肝斑は一般的なシミと違い、左右対称にできて境界線がぼんやりしているのが特徴です。色は茶褐色が主流ですが、薄いグレーに見えるケースもあります。
そのため、「くすみかと思ったら妊娠性肝斑だった」と驚かれる方も少なくありません。
なお、妊娠性肝斑は産後半年~1年で薄くなるといわれています。出産を終え、女性ホルモンの分泌量が元に戻ると、肝斑も目立たなくなっていることが多いのです。
しかし、妊娠中や産後のスキンケアを怠っていたり、間違ったケアを続けていたりすると、薄くなるはずの肝斑が本格的なシミになってしまう可能性もあります。
そうならないための対策方法を、今すぐチェックしておきましょう。

妊娠性肝斑の対策方法

・紫外線対策を万全に行う
妊娠中は女性ホルモンの影響で、紫外線ダメージを受けやすくなっています。
妊娠性肝斑をシミにしないためには、いつも以上に紫外線対策をしっかり行うことが大切です。日焼け止めを塗るのはもちろんのこと、日傘や帽子、サングラスや衣類などで紫外線をブロックしましょう。

・低刺激の化粧品を使う
シミの予防には、メラニンの生成を抑える化粧品を使用するのがお勧めです。
しかし、妊娠中は肌が敏感な時期なので、刺激の強い化粧品は避けたほうが良い場合もあります。敏感肌の方でも使用できる低刺激な化粧品を使ってスキンケアを行いましょう。

・ビタミンCを積極的に摂る
ビタミンCは、紫外線やストレスによって発生する活性酸素の働きを抑え、シミを防ぐ効果が期待できます。
妊娠性肝斑を定着させないためには、食事からビタミンCを補給することも大切です。
ビタミンCはパプリカや芽キャベツ、いちごなどに多く含まれていますから、妊娠中から積極的にとるようにしましょう。

以上、妊娠性肝斑の原因や対策方法についてお伝えしました。
妊娠中の方は産後のことまで考えて、今からシミ対策を意識してみてはいかがでしょうか。

Profile このコラムは私が担当しました!

大野 由実

大野 由実先生おおの ゆみ

シロノクリニック恵比寿

豊富な知識と経験に基づく、的確かつ丁寧なカウンセリングが人気。最新技術の更新に積極的で、ドクター陣からの信頼も厚く、指導も兼務。 注入やたるみ治療など、豊富な経験が物を言う治療法を熟知しています。

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