セルライトが女性の体にできやすい理由
公開日:2017/04/04 / 最終更新日:2019/08/25
太ももやお尻の肌をボコボコさせてしまうセルライトは、男性よりも女性の体にできやすく、成人女性の約8割にセルライトがあるといわれています。
セルライトはなぜ女性の体にできやすいのでしょうか?
今回はその理由についてご紹介します。
そもそもセルライトとは?
セルライトとは一言でいえば「脂肪細胞の中に老廃物や水分が蓄積されて肥大化したもの」のことです。
しかし実はセルライトと脂肪細胞に科学的な違いは見られていないため「セルライト」という用語は専門的な医学用語として用いられておらず、主に美容業界内のみで使われているものとなっています。
またセルライトが形成される原因についても、まだハッキリとは特定されていないのですが「血流・リンパの流れの滞り」「ストレスや不規則な生活」「運動不足」「喫煙」などが関係していると考えられています。
女性の体にできやすい理由のはなぜ?
セルライトが女性の体にできやすい理由は、男性と女性の体の仕組みの違いにあります。
まず「男性の体には内臓脂肪が付きやすく、女性の体には皮下脂肪が付きやすい」ということが理由の1つとして挙げられます。
皮下脂肪は筋肉の外側に付く脂肪で、使われなかったエネルギーを保存したり体温を温存したりする働きがあります。
女性には子宮内で赤ちゃんを育てるという大事な役割があり、そのために必要なエネルギーや体温を温存しておかなければならないため、その分男性よりも皮下脂肪が付きやすくなっているのです。
そしてその皮下脂肪がストレスなどの原因で変形すると、セルライトになってしまうのです。
もう1つの理由としては女性ホルモンの影響があります。
女性には生理周期があるためホルモンバランスが周期的に切り替わるわけなのですが、特に生理直前から生理中にかけては抗体ホルモンの働きによって水分を溜め込みやすくなるため、肌はむくみやすくなります。
生理が終わればホルモンバランスは再び切り替わっていきますが、その時にむくみをそのままにしておくとそれが脂肪に代わり、さらに老廃物と合わさってセルライトとなってしまうのです。
規則正しい生活習慣を心掛けよう
今回は女性の体にセルライトができやすい理由についてのお話をさせていただきましたが、セルライトは女性の中でも痩せている人に、また高齢になるほどできやすいともいわれています。
セルライトの発生を防止するためには、体の老廃物や脂肪が固まったままにならないよう、規則正しい生活習慣を心掛けるようにしていきましょう。