朝食を食べてダイエット? 太りにくい体質になる方法
公開日:2017/05/10 / 最終更新日:2019/08/23
「食べる事を我慢すれば痩せられる」と考えたことはありませんか? 確かに痩せられるかもしれません。しかし実際に食べることを我慢するなんて難しいものです。
太りにくい人たちは基礎代謝が高く、しかも食事をしっかり食べている傾向にあります。
大事なのは「基礎代謝を上げること」「食べ合わせ」と「食べるタイミング」なのです。
基礎代謝を高める
デスクワークが多いと代謝はほぼ基礎代謝のみによって行われ、活動代謝は低くなります。
そのため現代人は骨格筋を増やすよりも、臓器の代謝を上げることが太りにくい体を作る近道といえます。
1. 心肺機能を高める
内臓を活発に動かすには、心肺機能を向上させることがよいでしょう。
ランニングやウォーキング、水泳などの有酸素運動で心肺機能を高めると効果的です。
2. 低体温を避ける
低体温は脂肪を燃焼しづらくしてしまいます。体温を1度上げると、基礎代謝が13%上がるといわれています。
体温を上げるためには、適度な運動、浴槽につかること、インスタント食品・レトルト食品を避け1日3食きちんと食べると効果が得られるでしょう。
3. 血行を良くする
血液がサラサラの状態になることで基礎代謝も上がるため、血液を健康な状態にすることは大切です。健康な血液になると血行が良くなり、冷え性が改善され新陳代謝もあがります。
血液をサラサラにするためには、定期的な有酸素運動、魚介や豆類などの食品を食べること、毎日のお風呂などが上げられます。
規則正しく3食食べる
食べずに痩せることは難しく、体に悪影響を与えるためお勧めできません。
大事なのは「いつ、何を食べるか」なのです。
まず、朝食は抜かずに、食べるようにしましょう。朝食を食べると体温が上がるため、基礎代謝があがります。
また、朝食ではたんぱく質を摂ることをお勧めします。たんぱく質が欠乏していると脳が飢餓状態と勘違いし、昼食で脂肪を溜め込む働きが優先されてしまいます。忙しい朝は牛乳を1杯飲んだり、卵を1つ添えたりすると良いでしょう。
つぎに食材や調理法も大切です。ダイエットのために野菜を食べる人も多くいるでしょう。
しかし、生野菜は体を冷やしてしまうため、スープにいれるなど温めて食べるようにしましょう。根野菜には身体を温める効果があるため、ゴボウやレンコンなども合わせて摂りましょう。
根野菜は、炭水化物の体脂肪になりやすいという欠点を補ってくれます。食物繊維を炭水化物と同時に食べることで、炭水化物の吸収がゆっくりになり、太りにくくなります。
太りにくい体は、生活習慣から少しずつ意識することで築くことができます。臓器の代謝を上げるということは、今日明日で効果がでるものではありません。
しかし、続けることで、太りにくい体へと変化していくので、この運動しやすい時期を好機ととらえて、朝食をしっかり食べ、適度な運動もするよう心掛けましょう。