併用しても大丈夫? SPF入り化粧下地と日焼け止め
公開日:2019/05/05 / 最終更新日:2022/05/23
化粧下地には紫外線を防御してくれるSPFが入っている製品があります。なにげなく使っている方も多いでしょうが、どちらにも日焼け止め成分が入っている場合、併用することに問題はないのでしょうか。
今回は、「SPF」とはどのようなものなのか見てみましょう。
意外と知らない、SPFの実態
日焼け止めや化粧下地を購入する際に、「SPF」の数字を気にしていませんか? 数字が大きいものを購入するから良いということではなく、用途にあったものを選ぶことが大切です。
・自分に合ったSPF数値を選ぼう
SPFとは、「Sun Potection Factor(サンプロテクションファクター)」の略語です。紫外線B波(UV-B)を防ぐ目安の数値になります。レジャーやスポーツで外にいて気づいたら肌が赤くヒリヒリするようになっていたという場合は、UV-Bが原因となって炎症を起こしています。UV-Bの量は、4月~9月に多くなるためこれからの季節に注意が必要です。そこで、UV-Bを防止できる効果を表すのが「SPF」です。
SPF数値は50が最大で、50より大きいものは「SPF50+」と表示されます。SPF数値は10~50+まで展開されているため、目的に合ったものを選ぶようにしましょう。
犬の散歩やスーパーまでの買い物など日常生活で使用する場合は「SPF10~20」がお勧めです。屋外での軽いスポーツやレジャーは、「SPF20~30」を使用しましょう。そして、日差しがとても強い炎天下でスポーツやレジャー、長時間のお出かけをする場合は「SPF30~SPF50+」が効果的です。
SPF効果のある化粧下地と日焼け止めの併用
日焼け止めと化粧下地はそもそも役割が異なるため、併用することは問題ありません。日焼け止めは紫外線から肌を守ってくれる作用があり、化粧下地は化粧ノリを良くするために肌のトーンをあげて表面を均一にしてくれます。
併用する場合は、基本的に日焼け止めから先に塗っていきます。日焼け止めの上から化粧下地を重ね、ファンデーションがノリやすい肌をつくります。
お肌が弱い方は、日焼け止めによって肌トラブルが起きる可能性もあるので、まず先に化粧下地を塗ってから日焼け止めを重ねると良いでしょう。
また少しお出かけするだけという日には、日焼け止めを塗ってフェイスパウダーを使用しましょう。日焼け止めは薄く塗るのを2回繰り返すと、より日焼け防止効果がアップします。
厚塗りになりたくない方や、日焼け止めの匂いや使用感が苦手という方は、SPF入りの化粧下地を使用するのがお勧めです。
どの方法が自分に合っているかわからないという方は、さまざまな方法を試してみて「これだ!」と思える方法を見つけてください。
こまめに日焼け止めを塗り直すというのも、日焼けを予防する大切な方法です。