あなたは大丈夫?傷が治りにくくなる原因と対処方法
公開日:2017/08/21 / 最終更新日:2019/08/22
以前はすぐに治っていた「傷」が最近はなかなか治らない……という悩みを抱える女性は意外と多いようです。中には1ヶ月も傷が治らず、気が付けば皮膚に痕が残ってしまったというケースも決して少なくありません。
なぜ傷が治りにくくなってしまうのか、その原因と対処方法をご紹介します。
傷が治りにくくなる3つの主な原因
■皮膚の代謝・再生能力の低下
皮膚傷ができると、肌は「再生能力」を働かせ傷ついた組織を修復しようと働きます。しかし肌の再生能力が低下すると、治るまでの時間が長くなってしまうことがあるのです。
また、加齢などにより代謝が低下しターンオーバー周期が長くなってしまうことも、傷が長引いてしまう原因になります。
■菌への感染
傷口を洗浄せず菌に感染してしまうと、症状が悪化し回復までに時間がかかってしまいます。また傷口の菌への感染は傷が治らないだけでなく、破傷風などのより深刻な状況を引き起こしてしまう可能性もあるため注意が必要です。
■活性酸素
ストレスや紫外線・タバコや飲酒などにより体内の「活性酸素」が増えるのも、傷を長引かせてしまう原因のひとつ。活性酸素の増えすぎは老化を進行させてしまう働きがあるため、傷の治りが遅くなってしまうのです。
傷を早く治7月すための対処方法とは
■ビタミンC・Eを取る
ビタミンCには皮膚の抵抗力や治癒力を高める働きがあります。また、ビタミンCやビタミンEには活性酸素を除去する働きもあるため、これらの栄養素を積極的に摂ることが大切になります。
■傷を乾かさない
昔は「傷を早く乾かし瘡蓋を作る」のが傷ケアの基本と思われていましたが、本来傷を早く治すためには傷口を乾かさないようにすることが大切なポイントなのです。傷には皮膚科で処方された塗り薬を塗り、ガーゼなどで保護をして適度な水分を保つよう気をつけましょう。
■消毒はしない
傷口に菌が入らないよう傷を洗浄することは大切ですが、実は「消毒剤」を使って消毒してしまうと傷を治すための栄養素まで殺してしまうため傷の治りが遅くなってしまいます。傷ができた時はなるべくすぐに水道水でよく洗い、土などが付いているときは丁寧に除去して消毒はしないようにしましょう。
ちょっとした傷でも、なかなか治らず長引いてしまうと傷跡が残ってしまうこともあります。
傷が長引いてしまう原因をよく知り、正しい対処方法を取って早くキレイに傷を治しましょう。