気になる二の腕のブツブツの原因と対処法
公開日:2017/09/29 / 最終更新日:2019/08/22
二の腕にできるブツブツ、気がつくとできているということも珍しくありません。一度気になり始めるとコンプレックスになり、自信を持って二の腕を出すことができなくなってしまうでしょう。
そこで今回は、気になる二の腕のブツブツの正体と、その対処法についてご紹介します。
二の腕のブツブツの正体とは!?
二の腕にできるあのブツブツ、洗っても消えないしどんなケアをすればいいのかもわからない、という人もいるでしょう。この二の腕のブツブツは「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」または「毛孔角化症(もうこうかくかしょう)」と呼ばれ、皮膚病のひとつです。
二の腕の毛穴が角質や汚れで詰まってしまうことが原因で起こり、小粒の丘疹が二の腕にできてしまいます。盛り上がった丘疹は茶褐色やほんのりと赤みを帯びたような色になることもあります。丘疹以外の自覚症状が出ることはほとんどなく、まれにかゆみを感じる場合もあります。
原因は?
二の腕にブツブツができる原因はまだはっきりとはわかっていませんが、遺伝によるものではないかといわれています。丘疹の中身は角質や汚れからできてしまう角栓です。毛穴の周りの角質が固くなり肥厚することで毛穴に角栓を作ってしまい、それが丘疹となってしまいます。角栓と聞くと、「しっかりと洗っているはずなのに!」と感じる人もいるかもしれませんが、遺伝要素が大きいといわれているため、あまり関係がないという見解もあります。
家庭でのケア方法
ではどのようにケアをすれば良いのでしょうか。ブツブツが気になるからといって、ナイロンタオルなどでごしごしとこすったり、ピンセットでつまんで丘疹の中身を取り除こうとしたりする人もいますが、こういった無理なケアはNGです。まずは保湿をしっかりとすることが大切です。保湿クリームにもいろいろありますが、二の腕のブツブツにお勧めなのは尿素が配合されたクリームです。尿素は肌の表面をはがして潤いのある肌をキープする働きがあります。ターンオーバーを促す効果も期待できるので、尿素配合のものを選びましょう。角化を防ぐためにも、保湿は効果的です。
また、定期的にピーリングを行うのもお勧めです。ピーリングはターンオーバーを整えて、古くなった角質を取り除きます。2週間に1度程度で行うことで、ターンオーバーを正常なサイクルに戻す効果が期待できます。
このようなケアでも効果が表れない場合は、クリニックで相談してください。