「ガサガサかかと」はオバサンの証!? もしかしたら水虫かも?
公開日:2018/04/11 / 最終更新日:2022/07/19
ガサガサのかかとがコンプレックスで、素足を人に見せられない……と悩んではいませんか? そのガサガサを引き起こす原因は、何も乾燥だけとは限りません。
まずは原因と見分け方をチェックし、確実な方法でつるつるのかかとを取り戻しましょう。
ガサガサかかとの原因・見分け方は?
・水虫
水虫というと足の指のほうにできるイメージがありますよね。しかし、かかとも足指と同じように水虫になってしまうことがあります。かかとにまで水虫の原因菌である白癬菌が繁殖すると、皮膚がガサガサしたり、ひび割れてしまったりしてしまうのです。他の部分にも水虫の症状が見られる場合は、かかと水虫の可能性が高いでしょう。かかと以外の皮膚がめくれたり、プツプツとした湿疹があったりするる場合には、早めの治療を行うことが大切です。
・乾燥
加齢などで肌の保湿成分が減少すると、かかとがカサつきやすくなります。執拗に洗い過ぎていたり、長時間湯船に浸かったりする習慣がある方も、かかとが乾燥しやすいでしょう。乾燥が原因の場合は、湿度が低下する冬に症状が重くなります。夏は比較的つるつるしているのに冬はガサガサになるという方は、乾燥対策が大切です。
・外部刺激
足のサイズに合っていない靴を履いている方や、底が薄い靴で長時間歩いている方は、外部刺激によってガサガサかかとを引き起こしています。皮膚に過剰な刺激が加わると角質が厚くなり、乾燥したお餅のように硬くなってしまうのです。長距離を歩いている方や立ち仕事をしている方は、外部刺激が原因の可能性大。足の裏をチェックすると、魚の目やタコができているケースも多いようです。
ただし角質が厚くなっていると、白癬菌も繁殖しやすくなります。水虫も同時に発症する可能性が高いので、不審な点がある場合は皮膚科に行って診察を受けましょう。
ガサガサかかとの改善方法
・水虫が原因の場合
最低でも1日1回は洗ってかかとを清潔に保ち、洗浄後は水虫治療薬を塗って白癬菌の繁殖を抑えましょう。水虫治療薬は市販のものでも構いませんが、長期に渡って治療していくことが大切なので、皮膚科の受診をお勧めします。
・乾燥が原因の場合
お風呂に入って皮膚を柔らかくしたら、尿素配合の保湿クリームを多めに塗りましょう。その上から靴下を履いておくと、さらに保湿効果を高めてガサガサかかとを改善することができます。
・外部刺激が原因の場合
ヒールの高い靴や窮屈な靴はかかとに刺激を与える原因になるので、できるだけ避けるようにしましょう。サイズが合っていて、なおかつ底のクッション性が高い靴を選ぶことが大切です。
ふと気が付いたときにかかとがガサガサになっていると、足がオバサン化してきた…… とショックを受けてしまうもの。原因をしっかりと見分けて、ツルツルの美しいかかとを手に入れましょう。