若くても白髪が生える!? 若白髪のメカニズムと対策方法
公開日:2017/09/11 / 最終更新日:2019/08/21
若くても生えてきてしまう白髪は、女性にとって大きく深刻な悩みのひとつ。
若白髪のメカニズムや原因、また対策方法についてご紹介します。
若白髪のメカニズムとは?
作られたばかりの髪の毛にはまだ色が付いていません。髪の毛の色を決定付けるのは、毛母細胞の中にあるメラノサイトという色素細胞。この色素細胞が髪に黒の色素を定着させます。
しかし遺伝やストレス・栄養や血液不足などの要因ににより、髪に黒色素が定着せず生えてしまうことも。これが若くても白髪が生えてきてしまう仕組みです。
白髪の原因となる要因と対策方法
1.遺伝によるもの
まだそれほどの年齢ではないのに、ひと目見ただけで白髪がハッキリ目立つようなタイプは「遺伝」による白髪だと考えられます。
しかし遺伝子自体の問題ではなく、親と子の「白髪が生えやすい生活習慣」が似通うことから白髪が生えてしまっているケースも少なくありません。遺伝だからと諦めるのではなく、食事バランスを見直す・睡眠をしっかり取るなど生活習慣を整えることで改善効果が期待できます。2.ストレス
環境の変化や受験・知人の死などによりストレスが多い中で、突然白髪が増えてしまったような場合はストレスによる「血行不良」が原因の若白髪であると考えられます。部分的に白髪が生えるのも「ストレス」による白髪の特徴のひとつ。ストレスによる血行不良は、毛根や色素細胞の働きを阻害し白髪を発生させてしまうのです。
対策としてはなるべくストレスを溜めないようにすることが大切。気分転換になるような趣味や適度な運動を取り入れたり、ストレスを緩和するビタミンCなどを取り入れたりしても良いでしょう。
睡眠をしっかり取ることも大切なポイントです。3.栄養不足
無理なダイエットなどで栄養が充分に取れていないため、髪の色素が定着せず若白髪になってしまうケースもあります。栄養バランスの取れた食事を心がけ、特に黒い色素を作るために必要な「ミネラル」や髪の元となる「タンパク質」は積極的に摂るよう心掛けましょう。4.血液不足
初潮・妊娠・出産・閉経など血液が不足しやすい時や、貧血時に白髪が起きる場合は血液不足による白髪である可能性も考えられます。血液が足りなくなると、髪まで栄養がまわらず白髪が生えてしまいます。
血液不足による白髪の解消のためには、鉄分を多く含む食品をしっかり取ることが大切です。しかし、鉄分の吸収率は非常に低いため、鉄分の吸収をアップさせるビタミンCやリンゴ酸を一緒に摂るようにしましょう。
若いのに白髪が生えてしまう原因は人それぞれです。若白髪に悩んでいる人は、自分にはどのよう要因が当てはまるのか考えて、生活を改善していきましょう。